松本穂香主演「この世界の片隅に」最終回10・0% カープ女子、広島へのメッセージでも話題

[ 2018年9月18日 10:03 ]

TBS日曜劇場「この世界の片隅に」に出演した松本穂香(左)と松坂桃李
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 女優の松本穂香(21)が主演するTBS系連続ドラマ「この世界の片隅に」(日曜後9・00)の最終回が16日に放送され、平均視聴率が10・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。

 初回10・9%で、同局の看板枠「日曜劇場」の2桁スタートは昨年10月期「陸王」(14・7%)、今年1月期「99・9―刑事専門弁護士―SEASON2」(15・1%)、4月期「ブラックペアン」(13・7%)に続き4作連続で2桁スタート。その後は、第2話=10・5%、第3話=9・0%、第4話=9・2%、第5話=8・9%、第6話=8・5%、第7話=9・8%と推移。第8話で10・9%と、最終回直前に6話ぶりに2桁を回復していた。

 同作は、アニメ映画化され話題になった、こうの史代氏の同名漫画を実写化。太平洋戦争の最中、広島の呉に嫁いだヒロイン・すずが嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を描いた。

 携帯電話auのCMで「意識高すぎ高杉君」のセリフを話す美少女役で注目された松本がヒロインのすずを演じ、夫の周作役は松坂桃李(29)が演じる。また女優の仙道敦子(48)も出演。仙道の連続ドラマ出演は「徹底的に愛は…」(93年、TBS)以来25年ぶりでヒロインすずの母・浦野キセノを演じていた。

 最終回では、太平洋戦争も終わったが、人々は戦時中以上の物不足に悩まされる日々を送っていた。 北條家は円太郎(田口トモロヲ)の再就職が決まり、径子(尾野真千子)も働きに出るようになったが、すずはいまだ戻らない夫・周作の無事を願い、待ち続けていた。そんなある日、実家の様子が気になるすずは、広島へと向かい…という展開だった。

 エンディングでは、すずが“カープ女子になっていた!”という展開が描かれた。さらにすずが叫んだ「負けんさんな、広島」というメッセージが今年、大きな災害に見舞われた広島への言葉とも取れるものだったことから、放送後はSNSで話題を呼んでいた。

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2018年9月18日のニュース