ポルノグラフィティ、故郷・広島で9月開催ライブ 豪雨被災地に収益全額寄付へ

[ 2018年7月26日 21:44 ]

ポルノグラフィティの岡野昭仁(左)と進藤晴一
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 男性デュオ「ポルノグラフィティ」が26日、公式サイトを更新。9月に地元・広島で開催を予定しているライブの本公演とオリジナルグッズの収益全額を西日本豪雨による被災地、被災者へ寄付すると発表した。

 サイトでは、開催地である広島県の甚大な被害状況を鑑みて「簡単に判断できることではございませんでしたが、ライブ会場の状況を現地で確認し、尾道市とも話し合い、広島県出身のポルノグラフィティとして何ができるのかを熟考した結果、このライブを開催したいという想いに至りました。お越し頂く予定の皆様の安全を最優先に考えて準備を進めて参りますので、今回の判断をご理解頂けますようお願い申し上げます」と尾道市側とも協議し、開催決定への経緯を丁寧に説明した。

 そして「『本公演および本公演のオリジナルグッズの収益全額』は今回の災害復興のための支援金として寄付させて頂きます。一日でも早い復興への一助となれば幸いです」と発表。寄付先は「現在検討中ですので、決まり次第、ご報告させて頂きます」としている。また、被災したチケット先行予約者については「ご来場がかなわない方で、チケットの払い戻しをご希望される方には払い戻しの対応をさせて頂きます」と告知した。

 ボーカルの岡野昭仁は「僕が知る瀬戸内は優しく穏やかな場所でした。そんな瀬戸内が豪雨によって被災してしまったことに戸惑い、悲しみ、傷つき、疲れ果ててしまった方々がたくさんいらっしゃることと思います。やはり僕たちに出来ることは 音楽によって少しでも、わずかでもいいので心を元気にすることだと思います」と故郷への思いを告白。

 ギターの新藤晴一も「現在進行形で大変なご苦労をされている方たちにとっては甘い考えだと、お叱りを受けることもあると思います。災害後、広島カープの選手が口々に“野球しかできないので”と言い、その必死のプレーで、エールを送っている姿を見て、我々も“音を奏でるしかできない”が“何か”“少しでも”という気持ちでいます」とメッセージを送った。

 9月8日、9日に広島県立びんご運動公園上競技場で開催する。

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2018年7月26日のニュース