ジョニー・デップにまたトラブル 殴られた撮影スタッフに訴えられる

[ 2018年7月10日 11:30 ]

暴力行為を働いたとして提訴されたジョニー・デップ(AP)
Photo By AP

 トラブル続きの俳優ジョニー・デップ(55)が、今度は映画の撮影スタッフから訴えられた。

 カリフォルニア州裁判所(ロサンゼルス)に提訴したのは映画製作会社でロケ―ション・マネジャーを務めていたグレグ・ブルックス氏で、訴状によれば映画「シティー・オブ・ライズ」の撮影中だった昨年4月、泥酔状態だったデップに胸を2発殴られ、プロデューサーが要求した「訴訟は起こさないように」という誓約書への署名を拒否したために、不当に解雇されたとされている。

 AP通信によれば、ブルックス氏はファーマン監督に「公道許可の兼ね合いで夜間にデップの最後の屋外ロケを終えなければならない」と知らせたが、本来デップにその情報を知らせるべき監督はブルックス氏に丸投げ。同氏がデップに撮影に入るように促すと、すでにデップは薬物とアルコールで酩酊状態となっていた。

 ブルックス氏は「監督はデップのまともではない状態を知っていた」と主張。結局、デップ、プロデューサーと監督を相手に「不当に解雇され、さらに精神的、肉体的苦痛を与えられた」として提訴に踏み切った。

 9月に公開予定の「シティー・オブ・ライズ」は1997年にこの世を去った人気ラッパー、ノトーリアス・B・I・Gの死の真相に迫るロサンゼルス警察の刑事を描いた作品で、デップがその主人公。ブルックス氏によればデップは罵詈雑言を口にしてパンチを2発繰り出し、殴ったあとに「大金をやるからオレを殴ってみろよ。顔面だ、さあやれ」と挑発。ボディーガードが仲裁に入って暴れるデップを制止したという。

 デップは元妻へのDV、自己破産寸前までいった資産管理での訴訟、そしてボディーガードへの賃金未払い問題など、ここのところトラブル続き。今回の作品は刑事を描いたものだけに、私生活とのギャップが注目されることになりそうだ。

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