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出川哲朗 ヤクルトをリアルガチ応援40年 それでも選手と「一歩距離を置く」理由

ヤクルトを応援することが自身の充電になっている出川哲朗
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 「仕事が趣味」と言ってはばからないお笑いタレントの出川哲朗(54)が、唯一愛情を注ぎ続けているのが野球、特に東京ヤクルト・スワローズの応援だ。ファン歴40年。神宮球場にも足しげく通い、仕事とのメリハリをつける生活の一部となっている。「生まれ変わったらプロ野球選手になりたい」というその熱量は、リアルにヤバい。 (鈴木 元)

 多忙な中でも、休日のスケジュールが合えば神宮球場に足を運ぶ。ロッチの中岡創一(40)、ずんの飯尾和樹(49)ら後輩の同胞と声援を送る。そんな出川とツバメ戦士との“運命の出会い”は中学2年。周りはほとんど巨人ファンだったが、たまたま見ていたナイター中継で王貞治を手玉に取るヤクルトの投手にくぎ付けになった。技巧派左腕・安田猛だ。

 「体形が今の俺みたいにずんぐりむっくりで、球もヘロヘロで、マウンドでもニヤニヤしているような感じなのに、なんで王選手が打てないのかなと思ったんです。この変なおじさん面白いなって、ヤクルト戦を見るようになったら野球がどんどん面白くなってはまっちゃったのが始まりですね」

 翌78年のヤクルト初優勝で拍車が掛かり、高校では軟式野球部に入部。「軟式だったら試合に出られるだろう」という甘い考えだったが、試合出場はおろか、ベンチに入ることすらできなかった。だが、3年時に県大会で優勝した際、監督、主将に続きスタンドで応援していた出川も胴上げされたのだ。

 「号泣っすよ。皆何も言わなかったけど、3年間一緒にやってきた仲間、駄目だった選手の代表として胴上げしてくれたんじゃないかと解釈しています」

 そうして培われた野球愛は、常にヤクルトに向けられている。

 「生活の一部というか、それが当たり前になっちゃっているんですよね。趣味として割り切って、息抜きになっているのかもしれない。ご飯を食べに行ってもけっこう仕事の話になっちゃうので、それ以外に熱中できるものを持てたのは良かったと思っています」

 その見方は、戦力を冷静に分析する監督目線。今年2月、テレビ東京の冠番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」のロケで浦添キャンプを訪れ、雄平の一塁コンバートを小川淳司監督に提案したほどだ。

 「いや、いや、いや、いや、あれは畠山がケガをした場合って言ったのに、ニュースでは俺がコンバートしろって言ったみたいになっていたから、大事なところを端折らないでくれよって凄く思った。でも結局、小川監督は坂口を一塁に回したけれど、外野の一人をコンバートしたことは俺の予想通りになったでしょ」

 釈明しつつも、ちょっぴりドヤ顔を見せる。これまでに印象に残った試合を聞くと、真っ先に挙げたのが92年9月24日、荒木大輔の1541日ぶりの復活登板だ。

 「ただの1球じゃなくて、その1球のために何年も我慢した。優勝争いの中、野村監督もよくぞあそこで出した。あれでチームが一つになって優勝に突き進んだわけだし、選手はトレードや戦力外通告もあって人生が懸かっているじゃないですか。そういう人間模様、ドラマ込みで好きなんですよ」

 だが、意外なことに選手らとプライベートな交流はないという。

 「リスペクトしすぎているから、電話番号を教えてくださいなんて言えない。野球選手は永遠の憧れでいてほしいから、一歩距離を置いてファンでいたいんです」

 その真摯(しんし)な姿勢は、ファンクラブ名誉会員第1号という“評価”に表れ、選手たちにも伝わっているようだ。数年前、神宮外苑でダチョウ倶楽部の上島竜兵(57)らと草野球をした際には、室内練習場にいた選手たちが続々と出てきて観戦を始めたことがあった。

 「試合が終わって、2人でケンカを始めて最後にチューしたら、選手たちが拍手してくれたんですよ。しかも、バレンティンも“オー・イエー”って笑って拍手していた。知っているんだと思って、凄くうれしかったですね」

 100%の力で応援し、夢中になれるからこそ仕事にも全力投球できる。その明確な切り替えが、どんな過酷な状況でも体を張り、究極のリアクション芸が生まれる原動力になっているのだろう。

 「どうだろうなあ。お笑いの仕事が大好きで、どんなつらいことも耐えられるし、やめようと思ったことは一回もない。でも、生まれ変わったらプロ野球選手になりたいです。満員の観客の大歓声の中で投げて、一球一球燃えるような感じを味わいたい。しびれるんだろうなあ」。夢見る少年のように、瞳が輝いていた。

 ≪冠番組「充電…」にさんまがゲスト “心意気”に感謝≫「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」の2時間半スペシャル(14日後6・30)には、明石家さんま(63)がゲストライダーとして登場する。さんまのテレ東出演は実に34年ぶり。出川が今年の正月特番で依頼したことがきっかけで、“お笑い怪獣”の心意気に出川も感激。「心で動いてくれる人で、サービス精神が半端ない。格好いい、自分もそうなりたいなと思いました」と振り返る山形ロケでの珍道中に注目だ。

 ◆出川 哲朗(でがわ・てつろう)1964年(昭39)2月13日生まれ、横浜市出身の54歳。横浜放送映画専門学校卒業後、専門学校で同級生だったウッチャンナンチャンらと「劇団SHA・LA・LA」を設立し座長に。90年ごろからテレビに出演し始め、日本テレビ系「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」などで体を張った熱演で注目される。「ヤバいよ、ヤバいよ」などの名フレーズも生み出し、同局「世界の果てまでイッテQ!」などバラエティー番組に欠かせない存在となっている。

[ 2018年7月10日 10:30 ]

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