確かな演技力の15歳・桜田ひよりに無限の可能性 来月には舞台「生もの感」に緊張とワクワクと

[ 2018年7月10日 05:30 ]

ポーズを決める桜田ひより
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 芸能界の新たな潮流に焦点を当てる新連載「NEXT」、今週は高校生世代の女優を特集。桜田ひより(15)は今春放送のドラマ「あなたには帰る家がある」で主人公の娘を演じ、確かな演技力で高い評価を得た。

 吸い込まれるような大きな瞳が印象的だ。この春、高校生になったばかりの15歳は「このまんまお父さんの顔です」と屈託なく笑う。「目だけでなく鼻も眉毛も全部お父さん似」。一緒に撮った写真は顔交換アプリでの加工と勘違いされることもあるという。

 2014年のドラマ「明日、ママがいない」で児童養護施設の少女「ピア美」を演じ、注目を集めた。当時まだ11歳。「初めての連ドラレギュラーだったので、とにかく必死でした」と振り返る。「あなた…」では「少し考えながら演技ができるようになりました」。この4年の成長を実感した。

 目標とするのは永作博美(47)。映画「さいはてにて〜やさしい香りと待ちながら〜」で共演した。「永作さんはコーヒー屋さんの店主役で、練習も兼ねてご自分でコーヒーを淹(い)れてスタッフさんに配っていたんです。演技も勉強になるし、周りへの気遣いもできて本当に素敵な女優さんだなと思いました」。人としての魅力に憧れる。

 来月には舞台「大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜」への出演が控える。「間近でお客さんの反応が見られる“生もの感”に緊張とわくわく、両方を感じて頑張ります」。真っすぐこちらを見る瞳に無限の可能性を感じた。

 ◆桜田 ひより(さくらだ・ひより)2002年(平14)12月19日生まれ、千葉県出身の15歳。5歳から子役で活躍し、13年テレビ朝日「冤罪死刑」でドラマデビュー。17年TBS系「咲―Saki―阿知賀編 episode of side―A」でドラマ初主演、18年同名映画で映画初主演。趣味はぬいぐるみ集め。1メートル58。

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