ABCテレビ社長「幸色ワンルーム」に言及「放送すべきと判断した」 テレ朝は放送中止

[ 2018年7月10日 17:43 ]

会見する朝日放送グループホールディングス・沖中進社長
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 ABCテレビが制作し、テレビ朝日が予定していた放送を中止した8日スタートの話題のドラマ「幸色(さちいろ)のワンルーム」(日曜後11・35)について、ABCテレビ・山本晋也社長(61)は10日、大阪市福島区の同社で開かれた朝日放送グループの社長会見で「いろいろな意見があることは承知している。社内で議論し、放送を決定した。内容も満足いくものだった」と話した。初回(8日)の平均視聴率は4・0%(関西地区、ビデオリサーチ社調べ)で、4月に始まった同時間帯の「ドラマL」の枠では最高の数字となった。

 女優・山田杏奈(17)がテレビドラマ初主演の作品で、Webコミック誌「ガンガンpixiv」(作者・はくり)で連載された、同名コミックの実写ドラマ化。両親から虐待を受け、学校ではイジメられて自殺寸前だった14歳少女が、盗撮してストーカー行為をしていた青年と同居をスタート。不思議な関係の2人が送る日常生活などが実際の誘拐事件を連想させるのでは、ネット上で批判された。山本社長は「家庭の虐待、学校でのイジメ、先生のセクハラなど世の中に問いかけ、放送すべきと判断した」と話している。同局へは賛否両方の意見が数件、電話で寄せられている。

 また、6日のABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」(月〜金曜、後9・00)に、大雨の影響で保育園が休園となったため、1歳の娘を連れて生出演した喜多ゆかりアナウンサー(37)について「ネットでも話題になりましたが、聴取者だけでなく、出演者にも寄り添う番組に」とABCラジオ・勝山倫也社長(55)。「子育て支援は重要な課題。グループ内でアイディアも出ています。6月21日の株主総会では定款変更しました。保育施設の運営など。議論してます」と朝日放送グループホールディングス・沖中進社長(62)は説明した。

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