「半分、青い。」効果 岐阜・東美濃PR催し 都内で9日間!中村雅俊や奈緒がトークショー 五平餅も提供

[ 2018年7月10日 11:00 ]

岐阜・東美濃PRイベントのメーンビジュアル
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 岐阜県は10日、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)の舞台になっている東美濃地域の魅力を伝えるイベント「清流の国ぎふ 東美濃プロモーション in KITTE(東京シティアイ)〜連続テレビ小説『半分、青い。』の舞台・東美濃〜」を今月21〜29日に東京・丸の内の商業施設「KITTE」で開くと発表した。ドラマ効果により、さらなる“岐阜ブーム”となるか、注目される。

 20%を超える高視聴率を連発している「半分、青い。」の人気が県を動かし、地域活性化に一役買う。朝ドラ関連としては異例のイベント。ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の祖父・仙吉を演じる俳優の中村雅俊(67)や幼なじみ・菜生役を演じる女優の奈緒(23)らがトークショーを実施。東美濃地域の観光PRや物産販売を行う。

 連日午前10時(21日のみ午後0時半)〜午後8時、東京駅直結「KITTE」地下1階の東京シティアイで開催。俳優の豊川悦司(56)が怪演した人気少女漫画家・秋風が第24話(4月28日)で「うんま(うまい)!これは真実の食べ物だ」と絶賛し、一躍全国区になった郷土料理「五平餅」も隣接のカフェで提供される。

 ヒロイン・鈴愛の生まれ故郷・岐阜は、脚本を手掛ける北川悦吏子氏(56)の出身地(美濃加茂市)。県の地域振興課によると、ロケ地となった恵那市岩村町に例年の数倍の観光客が訪れるなど、活況。今回は「半分、青い。」のロケ地情報を含む東美濃の広域観光パンフレット、東美濃地域131店舗の情報をまとめた広域五平餅マップを作り、イベント期間中、来場者に配る。

 4月に放送がスタートした後もドラマ関連商品を扱う店舗がなかったが、6月1日に恵那市岩村町に物産館「えなてらす、いわむら。」がオープン。番組グッズや東美濃地域の特産品が買えるようになり、盛況。ドラマ効果により爆発的な人気となった五平餅をはじめ、東美濃の郷土料理が浴びた。絶好の追い風を受け、地域振興課は「ドラマとともに、東美濃地域を全国の方々に知っていただき、特産物を手に取っていただきたい。その機会として、今回のイベントを企画しました」と狙いを説明。この上ないPRのチャンスとなり「折しもこれから夏休みになり、旅行の機会も増えるので、旅先として是非、東美濃地域へお越しいただきたい」と呼び掛けている。

 イベントの主な内容は以下の通り。

 (1)ドラマ関連=「半分、青い。」のパネル展示、特別映像の上映、記念撮影コーナーの設置▼トークショー:21日(土)13:00=中村雅俊(仙吉役)、22日(日)13:00=調整中、28日(土)13:00=尾関伸次(岐阜ことば指導)、29日(日)13:00=奈緒(菜生役)上村海成(草太役)

 (2)観光PR=東美濃の山城、美濃焼、地歌舞伎などのパネル展示▼武将の甲冑展示及び甲冑着付体験▼県重要無形文化財 ・安藤日出武氏による作陶パフォーマンス▼美濃焼タイルワークショップ(美濃焼モザイクタイルを用いた写真フレーム作り、アクセサリー作り)▼浮世絵重ね塗り体験(版画の3色重ね刷り体験)

 (3)物産販売(約40商品)▼ドラマの公式ライセンス商品(美濃焼マグカップ、幸兵衛窯オリジナルピンバッジなど)▼キャンペーン「青い、岐阜」関連商品(青いプリン、青い、岐阜サイダーなど)▼東美濃地域の特産品(栗きんとん羊羹、たじみあられなど)

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