【AKB総選挙】SKE須田亜香里 驚き躍進2位も危機感訴え「世間は興味がない もどかしい」

[ 2018年6月16日 21:08 ]

第10回AKB総選挙で2位に選出され立ち上がる須田亜香里(撮影・近藤 大暉)
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 AKB48の第10回選抜総選挙の開票が16日にナゴヤドームで行われ、SKE48の須田亜香里(26)が15万4011票を集め、自己最高の2位にランクイン。「私が一番ビックリしています。こんなに高いところまで来られました」と感激しながら「世間の皆さんは私たちが思っている以上に48グループに興味がない」と危機感も訴えた。初女王に輝いた同僚の松井珠理奈(21)とワンツーフィニッシュ。地元開催の強さを示した。

 「私が一番ビックリしています。今回1位に予想されていたメンバーは、みんなグループのセンタ―を任されているメンバーで、きっと私では計り知れないプレッシャーとたくさん闘ってきたメンバーばかりだったと思います。その点、私は全く最初から期待されず、デビューのスタートから3年以上、劇場公演の一番後ろの端っこがポジションだったりとか。ストレスフリー、プレッシャーなしでここまでやってきました。だからこそ、ここまで来られたんだと思いますが、こうしてステージの一番端っこからスタートした私でも、よじ登ってこれば、こんなに高いところまで来られるんだということを、これから頑張ろうと思っているメンバーたちに証明することができたらいいなと思って、今回、私は1位を目指すと言わせてもらいました」と“雑草魂”を強調。

 「1位には届かなかったけど、ずっと追い掛けてきた背中である1期生の珠理奈さんにライバルだと言ってもらえるようになったりだとか、メンバーからちょっとずつ頼りにしてもらえるようになったりだとか、本当にうれしいです。だから、ステージの端っこに今いるメンバーも、握手会は今は列が短い子も、ブスだと言われても、運営から推されなくても、こうやって上がることができるんだ、覚悟さえ決めれば、ちゃんとファンの方はその覚悟に気付いて付いてきて応援してくれるんだということを、ちょっとはメンバーに感じてもらえたら、うれしいと思います」と語った。

 一方「この1年で、私は皆さんに頂いた順位を生かしながら、なぜこのルックスでここまで上がってきたんだという世間の皆さんの疑問を糧に、たくさんのメディアに出演させてもらいました」と自虐。「テレビだったり、雑誌だったり、本当にラッキーなヤツだなと私は思います。でも、そのメディアに出演させていただく中で、感じたこと、気付いたことがあります。世間の皆さんは私たちが思っている以上に48グループに興味がないということです。こんなにも皆さんが熱く応援してくれるのに、こんな私でも見てくれる心の清い人たちがいるのに、なんでこんなにも伝わらないんだろうと、もどかしくて」と危機感もあらわにした。

 その上で「いい順だと番組の方に興味を持ってもらっても、あなたは何ができますか、何を伝えられますかと常に問い掛けられて、求められます。その連続で、しかも私の8年以上のストーリーは10秒のダイジェストにまとめられ、本当にまだまだだなと思います。でも、今こそメンバー自身1人1人が自分自身をもっと武器にして個性を出していって、48グループの旗を掲げて闘っていく時だと思います。メンバー1人1人、自分の個性を出すことを恐れずに頑張っていけたらいいなと思います」と決意を示した。

 過去8回の選挙は圏外、36位、29位、16位、10位、18位、7位、6位。

 前日の15日、須田は名古屋市内で総選挙イベント「出陣式」に大場美奈(26)、北川綾巴(19)と参加。駆けつけた河村たかし名古屋市長(69)に「SKEが第1党(計100人の総選挙ランクインの人数が各グループの中で1位)になったら、SKE全員でパレードしたい」と要請するなど、地元開催で並々ならぬ意気込みを示していた。

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