珠理奈、初女王の誓い「まだ私たちが戦わないところがある。卒業…しません」

[ 2018年6月16日 21:40 ]

ガウンを羽織り笑顔を見せる松井珠理奈(撮影・近藤 大暉)
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 第10回を記念して初めて海外の姉妹グループも対象にした「世界選抜」となった「AKB48選抜総選挙」の開票イベントが16日、愛知県名古屋市東区のナゴヤドームで行われ、地元・SKE48の松井珠理奈(21)が19万4453票を集め、約2万票差の速報2位から逆転。重圧をはねのけ、史上最多の立候補者339人の頂点に立ち、悲願の1位に初めて輝いた。昨年、史上初の3連覇を成し遂げたHKT48の指原莉乃(25)ら女王経験者不在の中、混戦を制した。SKE48から女王が誕生したのは初となり、同僚の須田亜香里(26)が2位。名古屋勢がワンツーフィニッシュし、SKE48の10周年イヤーを飾った。

 獲得票数は19万4453票。指原が昨年記録した24万6376票の過去最多更新はならなかったが、15万4011票を集めた2位の須田に約5万票差と圧勝した。

 開票イベント前のコンサートでは緊張と疲労のためか、過呼吸のような状態に陥り、ステージ上に座り込んだ。スタッフに抱きかかえられて退場したが、その後、ステージ復帰した。地元開催という大きな重圧を背負って戦い抜いた珠理奈に勝利の女神は微笑んだ。

 スピーチでは「今日は泣きません。だって、感謝しかないもん…」と涙をこらえながら「いつも応援してくださって、私をここまで連れてきてくださった皆さん、まずは本当にありがとうございます」と感謝した。

 「総選挙1位がゴールだと思ってやってきました。1位になりました。だから卒業…しません」と笑顔を見せた。

 偉大な先輩たちの卒業、坂道グループの人気。初戴冠も浮かれることなく、危機感を感じている。「今日のみんなのスピーチを見ていたら凄く寂しそうだった。私はメンバーの寂しい姿を見たくないです。それを助けられるのはファンの皆さんしかいません。だから、これからどんなことがあってもずっとそばにいてください。約束です」と呼び掛けた。

 「これで一旦総選挙の戦いは終わりですが、まだ私たちが戦わないところがありますよね。私はAKB48グループを1位にしないと気がすまない。こんなに頼もしい後輩がいる、こんなに頼りになるファンがいるんです。また48グループはアイドル界のトップになれます。なりたいんじゃダメなんです。なるんです」と力強く誓った。

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2018年6月16日のニュース