辛坊治郎キャスター 栄氏謝罪会見をバッサリ「順番が違う」

[ 2018年6月16日 11:40 ]

辛坊治郎キャスター
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 辛坊治郎キャスター(62)が16日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」(土曜前8・00)に出演。レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(33=ALSOK)らに対するパワーハラスメントが認定され、日本協会強化本部長を辞任した栄和人氏(57)が14日に緊急謝罪会見を行ったことに「一言で言うと順番が違う」と断罪した。

 パワハラ認定後初めての公の場となった栄氏の会見は全日本選抜選手権の試合開始前に20分限定で慌ただしく行われた。栄氏から伊調や田南部力コーチ(43)に対し、謝罪の言葉をあったものの、2人への直接の謝罪はまだだとし、パワハラの原因を「コミュニケーション不足」と表現した。

 辛抱氏は「一言で言うと順番が違う」とバッサリ。コメンテーターでジャーナリストの岩田公雄氏は「日大のアメリカンフットボールと同じような感じで認識のズレみたいな形で、コミュニケーション不足といって、現実に4件も(パワハラが)認定されていて、今、この発言はいかがなものなのか」と疑問を呈し、すでに大学で指導をしていることにも首をひねった。

 辛抱氏は「今後、選手の選考が選考に行われるかということは重要」と投げかけ、伊調が2010年のアジア大会で代表選考から外された経緯を問題視。「前後に(五輪で)金メダルを取るような選手がなぜ外されたのか。正当な理由なく外されている。これは異常としか言いようがない」と力を込め、「本人だけの問題ではなく、組織としてどうだったのかというのも点検が必要だと思う」と続けた。

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2018年6月16日のニュース