光進丸全焼乗り越え…加山雄三 次の船は災害救助船?「人のためになる物を作りたい」

[ 2018年6月16日 19:35 ]

「ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL2018inTOKYO」で、ライブを前に取材に応じる加山雄三
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 俳優で歌手の加山雄三(81)が16日、都内で行われた「ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL2018inTOKYO」ライブ前に囲み取材を行った。

 ライブでは4月1日に事実上のオーナーを務めていたプレジャーボート「光進丸」が全焼後、久しぶりに「光進丸」を歌う。「光進丸」への今の思いを問われると「悲しいことは悲しいですけど、感謝して見送りましたから。役割を果たしてくれたし、身代わりになってくれた」と吐露。「色んな幸せを与えてくれた。本当に船が好きで相棒失くした気持ちだけど、歌は残るし、思い出も残る」と話し、「こんなことで苦しんでいる場合じゃない。もっと苦しんでいる人がいるだろうから、俺はこれを乗り越えてがんばっていく」と前を向いた。

 出火原因についても聞かれたが「わからない。原因不明。老朽化だろうって言われているけど…」と語った。「光進丸」は静岡県西伊豆町の港で全焼し水没。その後、解体された。「(解体するため)迎えにきたサルベージ船も『幸神丸(こうしんまる)』だった」と明かし「すごいなって思ってジーンときたね。幸せの神様に抱かれて墓場に向かった。黙ったまま感謝で手を合わせるしかできなかったね」としみじみ話していた。

 新しく設計している船についても質問されたが「やる気だけは残してますけど。もう道楽的なことでやるのではなく、人のためになる物を作りたいって気持ちが強くなってきてる。前から考えていたが、もし作るのなら災害救助船。全部エコでできるものをと、どんどんアイデアがでてきている」と意欲をみせていた。

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