松井珠理奈&須田亜香里、48グループ愛するからこそ…スピーチで危機感

[ 2018年6月16日 23:00 ]

フォトセッションで笑顔を見せる(前列左から)横山由依、荻野由佳、須田亜香里、松井珠理奈、岡田奈々、武藤十夢、(後列同)古畑奈和、向井地美音、惣田紗莉渚、矢吹奈子、大場美奈、田中美久、高橋朱里、吉田朱里、本間日陽(撮影・近藤 大暉)
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 AKB48の第10回選抜総選挙の開票イベントが16日に愛知・ナゴヤドームで行われ、地元・SKE48の松井珠理奈(21)が19万4453票を集め、約2万票差の速報2位から逆転。重圧をはねのけ、史上最多の立候補者339人の頂点に立ち、悲願の1位に初めて輝いた。SKE48から女王が誕生したのは初となり、同僚の須田亜香里(26)が2位。名古屋勢がワンツーフィニッシュし、SKE48の10周年イヤーを飾った。

 松井は「今日は泣きません。だって、感謝しかないもん…」と涙をこらえながら「いつも応援してくださって、私をここまで連れてきてくださった皆さん、まずは本当にありがとうございます」とファンに感謝。2位の須田も「ずっと追い掛けてきた1期生の珠理奈さんにライバルだと言ってもらえるようになったりだとか、メンバーからちょっとずつ頼りにしてもらえるようになったりだとか、本当にうれしい」と喜んだ。

 だが、2人とも笑顔の裏に大きな危機感を持っている。総選挙を“国民的イベント”にしてきた偉大な先輩たちの卒業、そして「乃木坂46」「欅坂46」坂道グループの人気。須田は「メディアに出演させていただく中で、感じたこと、気付いたことがあります。世間の皆さんは私たちが思っている以上に48グループに興味がないということです。こんなにも皆さんが熱く応援してくれるのに、こんな私でも見てくれる心の清い人たちがいるのに、なんでこんなにも伝わらないんだろうと、もどかしくて」とコメントした。

 松井は1位のスピーチで「偉大な先輩たちと一緒にやってきたけど、今の48グループのメンバーが最高」と告白。「これで一旦総選挙の戦いは終わりですが、まだ私たちが戦わないところがあります。私はAKB48グループを1位にしないと気がすまない。こんなに頼もしい後輩がいる、こんなに頼りになるファンがいるんです。また48グループはアイドル界のトップになれます。なりたいんじゃダメなんです。なるんです」と力強く誓った。ワンツーフィニッシュした2人の48グループを愛するからこその“叱咤激励”だった。

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