バタバタだった栄氏謝罪会見 堀尾正明アナ「おかしい」

[ 2018年6月16日 11:01 ]

フリーアナウンサーの堀尾正明
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 元NHKでフリーの堀尾正明アナウンサー(62)が15日放送のTBS「ビビット」(月〜金曜前8・00)に出演。レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(33=ALSOK)らに対するパワーハラスメントが認定され、日本協会強化本部長を辞任した栄和人氏(57)の謝罪会見に言及。「おかしい」と切り捨てた。

 番組では、14日に急きょ行われたパワハラ認定後初めての公の場となった栄氏の謝罪会見の模様を特集。会見は志学館大学の監督して臨む全日本選抜選手権の試合開始前にセッティングされ、20分限定。当初は番組でも生中継される予定だったが、直前になって取りやめになるなど、バタバタの状態だった。会見で、栄氏から伊調や田南部力コーチ(43)に対し、謝罪の言葉をあったものの、2人への直接の謝罪はまだだとし、パワハラの原因を「コミュニケーション不足」と表現したことなどを伝えた。

 MCの女優・真矢ミキ(54)から「謝罪会見で時間を区切るものなんですか?」と問いかけられた堀尾氏は「おかしいと思う」とキッパリ。時間制限が設けられたこと、生中継が禁止されたことを例に挙げ、「試合直前の体育館でやる、ついでにやったような、そんな雰囲気になってしまった、非常に残念ですよね」と切り捨てた。

 パワハラの要因を「コミュニケーション不足」としたことに対しても「コミュニケーション不足は自分は善意に言ったことが相手に伝わらなかったという、ハラスメントの本質を理解していない。加害者が言ったことを被害者がどうやって受け止めるかがハラスメントの本質なのに、結局、私が悪かったわけではないといっているようなもの」と厳しい言葉をぶつけた。

 番組では、志学館大学の谷岡郁子学長(64)が試合を笑顔で観戦する様子も放送。試合後、インタビューに答え、このタイミングでの栄氏の復帰は「選手ファースト」だと答えたことも伝えられた。これに、MCのTOKIO国分太一(43)は「谷岡学長は(会見で)『そもそも伊調さんは選手なんですか?』と言っていた。それは選手ファーストとは考えてないのか、ちょっと疑問が沸く」と不快感を露わにした。

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2018年6月16日のニュース