「コンフィデンスマンJP」月9らしい“デコレーション”を“だまし”で味付け

[ 2018年4月23日 06:45 ]

フジテレビ「コンフィデンスマンJP」の主演を務める長澤まさみ
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 9日にスタートした長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ、毎週月曜午後9時)は、月9ならではの豪華なデコレーションを大がかりな“だまし”を駆使して見せる意欲作だ。

 堺雅人主演の大ヒットシリーズ「リーガルハイ」などで知られる人気脚本家古沢良太氏が「デート〜恋とはどんなものかしら〜」以来3年ぶりに手掛けた連続ドラマ。人を信用させてだます信用詐欺師の主人公が、欲望にまみれた人間たちから大金を奪い取っていくという、1話完結型のハイテンションコメディーだ。

 放送枠の“月9”といえば恋愛ドラマの代名詞。90年代のトレンディドラマ全盛期は主人公のリッチな自宅や視聴者に影響を与える衣装など、登場人物たちが着飾る部分での“デコレーション”の豪華さが目を引いた。最近では豪華さを前面に出せば出すほど、世間とのギャップが広がり、反感さえ買って、視聴者の共感を得られなくなってきた。今作はそのぜい沢なデコレーションを、大金持ちたちをだますための壮大な仕掛けにし、驚かせることに全力を注ぐというこれまでの月9にはなかった発想のドラマとなりそうな展開で進んでいる。

 今作で登場人物を“定点観測”できる場所は、主人公が暮らす高級ホテルの一室のみ。それ以外は、第1話では高級クラブ、ホスト、裏カジノ、マルサ=国税局査察部など、それぞれ主人公たちが潜入するたびに目まぐるしく変化する衣装や舞台の転換は圧巻。大オチでは架空の空港までも出てくるという、画面の作りこみのスケールが他のドラマでは見られない大がかりなものになっており、視聴者に息をつかせない。そのデコレーションの巧さはこれまで月9が培ってきた伝統にほかならない。

 データニュース社(東京)が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象2400人)によると「ありえない設定だが次々と起こるどんでん返しで目が離せない」(66歳女性)、「痛快だった。でもどこまでがだましなのかわからないくらい、スケールが大きすぎて、こんなにできるのかと現実離れ感があった」(55歳女性)など、あまりのスケールの大きさに視聴者の反応は賛否両論といったところ。

 新しいタイプのドラマには当初“ついていけない”という空気がつきもの。初回こそ満足度3・44(5段階評価)とやや低めのスタートだったが、第2話ではその世界観に視聴者は早くもハマり、「先が読めなさすぎて楽しい」(27歳女性)、「最後の最後でやられた!そこから仕込んでたんかい?大笑い。おもしろかった」(55歳歳女性)など、3・70と高満足度の基準を超えてきた。

 視聴率の低迷が続く月9だが、フジの挑戦、という姿勢が感じられる。ここからの反撃、楽しみにしたい。

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