櫻井翔 理数系は苦手だった?教授の講義に「天空で話しているみたい」

[ 2018年4月19日 12:37 ]

「ラプラスの魔女」地球科学科特別講義で笑顔の櫻井翔と広瀬すず
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 「嵐」櫻井翔(36)と女優の広瀬すず(19)が19日、東京・日本大学桜上水キャンパスで行われた映画「ラプラスの魔女」(5月4日公開、監督三池崇史)公開直前イベントにサプライズで登場。学生たちの大歓声を浴びた。

 劇中で櫻井は地球化学の大学教授を演じており、講義のシーンもあるが、「何を言っているんだか、よくわからなかった。(学生時代も)科学はまったく。理数系は本当にダメだった。セリフとはいえ、聞き慣れない言葉を頭に入れるのは難しかった」と苦笑。「あれだけ難しい理論を勉強している方を尊敬しています」と感心しきり。実際に櫻井の講義を受けてみたいか?と聞かれた広瀬は「もちろんです。櫻井さんはお話が楽しい。楽しく授業を受けられるのは嬉しい」。そんな広瀬の言葉に「言わざるを得ない」と笑った。

 作品のテーマである「未来予測は可能か?」ということについて、同大学文理学部地球科学科の学生500人とともに、本物の地球科学科教授による特別講義を受けた。スクリーンを使ったり、実験をするなど、本格的な講義に、櫻井も思わず「ガッツリ授業なんですね」とポロリ。作品の内容にちなみ、教授に自然現象による殺人は本当に可能なのか?との質問をぶつけると、「あり得ません」との回答。劇中でのセリフと同じ結論に櫻井は「合ってたんですね、良かった!」と安どの表情を浮かべた。

 この日は質疑応答でも、ゲストの2人にではなく、教授への質問を受け付けた。難しい学生の質問に櫻井は「天空で話しているみたい」。広瀬も「全然ん?ん?って」と笑った。さらに、撮影では実際に自然現象は見ることはないこともあり、櫻井は「めちゃめちゃ面白い。(撮影中は)頭の中で想像するしかないので、実際にああいう現象が起こりうるっていうのを知って、嬉しかった」と話した。それでも、講義する教授陣の姿を見て、櫻井は「講義のシーンの時にポケットに手を入れながらやればよかった。やっておけばよかったな」と悔しがり、笑わせた。

 講義を終え、広瀬は「あまり触れたことのない、映画の世界としてみていたので、実験とかやって楽しかったです。(劇中の世界は)非現実的なものが多いのかなと思ってたけど、ちょっと身近に感じられた」とニッコリ。最後に櫻井は「未来の可能性がいっぱい詰まっている最中だと思う。僕も大学生の時はほとんど友達と酒飲んでただけだけど、その友達と今でもつながっていたりする。勉強も大切だけど、一生の付き合いができる友達との時間は一緒に時間でしか育めない。そんな時間を大切にしながら、学生生活を満喫したら、後で振り返った時にいい時間だったなと思えるかなと、おじさん思ってます」と社会人の先輩として学生にメッセージを送った。

 東野圭吾氏(60)のデビュー30周年を記念した同名ベストセラーミステリーが原作。硫化水素中毒による2件の不審死を調査する地球化学研究者の大学教授・青江修介(櫻井)が自然現象を予言する謎の女・羽原円華(広瀬)と出会い、その女が失踪中の甘粕謙人(福士蒼汰)を捜していることを知る展開で不審死の真相に迫る。櫻井は「神様のカルテ2」以来、4年ぶりに映画主演で、三池監督とは興行収入31億円を超えるヒットになった「ヤッターマン」以来のタッグとなる。

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