玉川徹氏 女性記者セクハラ被害は「テレ朝で伝えなければならなかった…反省しないと」

[ 2018年4月19日 09:59 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日の玉川徹氏(55)が19日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に生出演し、同局の女性記者が福田淳一財務事務次官からセクハラの被害を受けていたと発表したことについて言及した。

 玉川氏はテレビ朝日の社員の立場として、「本当はこれはテレビ朝日で伝えなければならなかったんだと思います」と話した。女性記者が取材で知り得た情報を第三者に流したことについては「それを(テレビ朝日で)伝えることができないと彼女は考えて、きっと正義感と良心から週刊新潮に持ち込まざるを得なかったんですよね。それは正しかったと思います。テレビ朝日も反省しないといけない」とした。

 また、記者は強い権力を持っている事務次官からネタを取ってこなければいけない構造になっていると指摘。そのためには「ああいう言葉を我慢しないといけない。自分1人の問題じゃなくて、これを我慢できないで問題にしたら会社全体に迷惑をかけるんじゃないか、それだけじゃなくて(記者)クラブ全体に迷惑がかかるんじゃないか、っていうふうに、これは上司が言わなくても共通認識としてある」と説明した。

 羽鳥慎一キャスター(47)が「財務省が、出られるもんなら出てきなさいというような趣旨の協力調査っていうようなところが批判を浴びた」と財務省の姿勢に言及すると、玉川氏は「許せないのは、それを分かって(財務省が)あの対応をしてきたこと。どうせ出てこれないだろうって。違います。出ますと(女性記者は出てきた)」と憤った。今回、女性記者がセクハラの被害を受けていたと発表したテレビ朝日の姿勢については「ここで公表したってことは社員としてっていうか一個人として評価できる。やっぱり“過ちては則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ることなかれ”、まさに論語にある通りで、ここから変えるんだってことにつなげていかないと」と力を込めた。さらに、自分たちはもう一度、ハラスメント発言をしていないか再チェックすべきだとし「立場が重ければ重いほどハラスメントは自分の職を失うほど重いことなんだということを全員がもう一度再確認してやっていかないと社会は変わらない」と強調していた。

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