沢村一樹 将棋の藤井六段を意識?アガサ作品で謎解きのプロ役「彼の意識にちょっと近い」

[ 2018年3月9日 14:12 ]

アガサ・クリスティー2夜連続ドラマスペシャル「パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜」「大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜」制作発表記者会見に出席した天海祐希と沢村一樹
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 女優の天海祐希(50)と俳優の沢村一樹(50)が9日、都内で行われたテレビ朝日系アガサ・クリスティー2夜連続ドラマスペシャル「パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜」(24日後9・00)、「大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜」(25日後9・00)の制作発表記者会見に出席した。

 第1夜「パディントン発4時50分」で主演を務め、アガサ作品初出演の天海は、アガサが生み出した人気キャラクター“ミス・マープル”を日本版にアレンジした、元敏腕刑事にして危機管理のプロの探偵・天乃瞳子を演じる。感想を聞かれると「原作で言うとミス・マープルな感じなんですけど、ミス・マープルだと思っちゃうととても荷が重くなってしまうので、そこまで考えずに、今回の『パディントン発4時50分』の世界にどっぷりと浸っていけたらなと思いながら、大切に演じました」と吐露。

 第2夜「大女優殺人事件」で主演を務める沢村は、昨年3月に日本で初めて映像化されて話題を呼んだアガサ・クリスティー不朽の名作「そして誰もいなくなった」に引き続き、警視庁捜査一課特別捜査係の警部・相国寺竜也を演じるが「前回と事件が違うと、出てくる言葉も違うし、今回は3人のチームでやっているので、ちょっと違う気持ちでした」と回顧。「僕は警部役なんですけど、意識としては謎解きのプロだと思っていて、今日の朝に師匠に勝った藤井(聡太)六段のインタビューを見ていて、彼は将棋のプロですけど、彼の意識にちょっと近い、そのことしか考えていないという特殊な刑事だと思って、前回に引き続き、やらせていただきました」と語った。

 また、同ドラマが放送されるころに、桜が開花しそうなことにちなみ、春の思い出を聞かれると、お花見の話題になり、天海は「出不精なので現場に行く移動の車の中で『きれい』と思って、毎年終わってしまう」と告白。まったく同じだという沢村が「10年ほど前に行ったのが最後のお花見だったんですけど、新宿御苑でお花見をしていたんです。そうすると2丁目のお姉さまたちがいて、お手洗いに行きたくなったらズラーッと並んでいるんですよね」と語り始めると、天海が「(話の内容は)大丈夫ですか?」と心配する一幕も。沢村は「前も後ろも2丁目の人だったんです(笑)。結構スリリングな…(笑)」と続け、天海から「見出しがこれになっちゃうじゃないですか!『春にスリリングな経験』って」と突っ込まれて、笑いを誘った。さらに沢村は「でも、あの方たちはマナーを心得ているんです。お手洗いでは声をかけないです。出たところで声をかけてくれて感動しました」と目を輝かせた。

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