杉本七段、本音ポロリ…藤井六段の“恩返し”は「もうちょっと後で良かった」

[ 2018年3月9日 16:02 ]

師匠の杉本七段(左)に勝ち、感想戦を行う藤井六段
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 将棋の中学生棋士、藤井聡太六段(15)の師匠である杉本昌隆七段(49)が9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)に生出演。8日の師弟対決を振り返った。

 杉本七段と藤井六段は8日に行われた第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)1次予選2回戦で激突。千日手による指し直しの末、藤井六段が“恩返し”とも言える勝利を飾った。

 8時間に及んだ師弟対決について、杉本七段は「長い勝負だったが、いい記念になった。感慨深い対局だった」とスッキリした表情。MCの宮根誠司(54)からの「やりにくかった?」との質問には「実際(対局が)始まってみると、師匠としてはこんなにうれしい対局はなく、感謝の気持ちの方が強かった」としみじみ。自らは師匠と対局することはできなかったが「自分ができなかった夢を叶えてくれた。藤井を弟子にとってよかったとうれしく思う」と喜びを噛み締めた。

 対局後は藤井六段と一緒に新幹線で帰路に就いた。車内の電光掲示板に、自分たちの対局のニュース速報が流れた際には、お互いに苦笑いしてしまったという。宮根から「複雑でしょう?」と問われると「“恩返し”はもうちょっと後で良かった。思ったより早かったな」と本音をポロリ。さらに「また再戦したい」とリベンジに意欲を示しつつも「(藤井に)どんどん勝ち進んでほしい」とエール。最後は「藤井と出会えて幸せです」と締めくくった。

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2018年3月9日のニュース