真野恵里菜、二面性ある受付嬢熱演 猫かぶる役「ハロプロ時代は…」

[ 2018年3月9日 16:02 ]

役衣装姿で作品への思いを語る真野恵里菜(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン
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 女優の真野恵里菜(26)が主演を務める映像配信サービスdTVとFOD(フジテレビオンデマンド)の共同制作ドラマ「彼氏をローンで買いました」(9日配信)がスタートする。人気脚本家・野島伸司氏(55)の書き下ろし作品で衝撃的なタイトルも話題に。「エリート彼氏と結婚をして専業主婦になる」という夢を叶えるため、猫をかぶって本性を隠す受付嬢役。本性は歯に衣着せぬ物言いで、日々抱えている毒を悪びれもせず吐きまくるという二面性のある振り切ったキャラクターを演じている。ドラマのスタートを前に作品への思いや意気込みを語った。

――受付嬢という役を演じてみていかがでしたか。

 「“等身大の年齢の役が来たな”といううれしさもありつつ、“猫をかぶって彼の好みを演じている自分”“受付嬢でいるときの自分”“ローン彼氏を買った時の自分”が全部違うんですよ。大変だなと思ってましたが、ロケ場所や衣装が違うので自然と役を演じることができました。“猫をかぶる演技を自然にできました”と言うのはちょっとどうかと思いますけどね(笑い)」

――脚本を読んで共感できる部分はありましたか。

 「野島さんの作品は愛について深く描かれています。6年前に野島さんの作品に出演させていただいたときは“男性はなぜ浮気をするのか?”というテーマで、当時は演じていて希望が持てなかったんです。“男の人は浮気をしちゃうんだ、それを認めて開き直るんだ”というような感覚になりました。でも、それから6年経ったら男性よりも女性の方が強くなっていた。男性にしっかり聞いてもらいたい言葉が作品の中にあふれているんですよ。ファッションやメークとか女性が見て楽しい作品になっていますが、男性も観たら恋愛のヒントになるかなって思います。“女子って怖いな!”って思うかもしれませんが、女子をこういう風にさせないように“男子のみんな頑張ってね!”って思います(笑い)」

――猫をかぶる役柄ですが、プライベートで過去に猫をかぶった経験はありますか。

 「ハロプロ(アイドル集団ハロー!プロジェクト)時代は周りから“かわいい”とか“好き”って言われたいなと思っていたので、メークを頑張ったり前髪を微調整したりしてましたけど、今はそうは思っていないです。ありのままの自分を出して、それを見た人が好きになってくれたらいいなと思います。私自身がわがままなので、相手に合わせて無茶をすることはできません(笑い)」

――野島氏らしくないストーリーの結末とのことですが、台本を読んでどう感じましたか。

 「脚本を読んだとき“あっ!こうなるんだ!”って正直思いましたね。いい意味で期待を裏切られたなと。でも、撮影に入って主人公の多恵を演じてから、もう一度脚本を読み返したら、すごく納得のいく流れだなと感じました」

――今後挑戦してみたい役はありますか。

 「そろそろ学生役は卒業して、教師とか現実味のある大人の職業に就いている役を演じたい。バリバリのキャリアウーマンとかやってみたいですね。もう学生服は卒業したいです(笑い)」

――ファンに向けてメッセージをお願いします。

 「このドラマを観てみんなで“議論”してほしいと思います。『結婚』は今後生活していく中で、みんなが意識することの一つだと思うので、専業主婦になりたいと思うのか、共働きがいいと思うのか、旦那に引っ張ってもらわずに一人で頑張るのか…。女子も男子もこのドラマを観て“恋愛とは?”というゴールのない会話を、作品内の私たちのように繰り返してほしい。男子は“草食系から抜け出そうかな?”と思ってほしいです(笑い)」

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