76歳誕生日の萩本欽一に84歳名優が強烈ハッパ「まだまだはなたれ小僧」

[ 2017年5月7日 18:54 ]

「欽ちゃんのアドリブで笑」の司会を務める萩本欽一(左)とゲスト出演した仲代達矢
Photo By スポニチ

 俳優の仲代達矢(84)が7日、都内のスタジオで行われた萩本欽一(76)が司会のNHK・BSプレミアム「欽ちゃんのアドリブで笑(ショー)」(17日から全4回、毎週水曜後8・00、最終回のみ後7・30)にゲスト出演。アドリブによるコントに飛び入り参加した。

 2人は1993年のNHKのドラマ「欅の家」に兄弟役で出演。翌94年には萩本が監督したオムニバス映画「第2回欽ちゃんのシネマジャック」の一編「蛍の光」に仲代が出演するなど親交が厚いが、萩本は「付き合いもあって出てくれたらいいなあと言ったら、ディレクターが思い切って(仲代に)言っちゃったんだよね。私は止めたんだけれど、出てくれただけで幸せ」と言いながらしてやったりの表情だ。

 番組は劇団ひとり(40)、前野朋哉(31)らが萩本の指導の下、アドリブによるコントを作り上げていく内容で、オファーを受け出演を即決したという仲代は「こういう舞台に立つのは初めてだけれど、欽ちゃんだったら助けてくれる」と、その過程で萩本の招きに応じて登場。台本も事前の打ち合わせも一切なく、「ちょっとやりすぎたなと反省している」と言いながらも、見事なアドリブをきかせ満場の拍手を浴びた。

 萩本は、思惑通りの展開に「今日はもうかった。幸せな1日だった」と満足げ。対する仲代は、「動きのアドリブというものを若い人に教えている欽ちゃんは素晴らしい。アドリブ風に見せながらも、ちゃんと計算しているのはお見通しだよ。あなたはチャプリンと同じ天才」と絶賛。萩本は「今のちゃんと書いておいてよ。切り抜いて家宝にするから」と最敬礼だ。

 この日は萩本の76歳の誕生日だったが、「この年だと誕生日と聞くたびに暗くなっちゃうんだよねえ」と苦笑い。だが、仲代の「私から見れば、まだまだはなたれ小僧。もっともっと頑張ってもらわないと」という強烈なハッパに、大将もすっかり恐縮していた。

続きを表示

2017年5月7日のニュース