ペギー葉山さん 命奪ったウイルス性肺炎 進行早すぎ間に合わず

[ 2017年5月7日 10:00 ]

ペギー葉山さん
Photo By スポニチ

 気温がグングン上昇し、爽やかな季節となりました。芸能界は女優の神田沙也加(30)の電撃結婚に、中居正広(44)と香取慎吾(40)がSMAP解散後、初めて共演するなど注目のニュースがあった一方、落語家の三遊亭円歌さんら昭和を彩った大物の訃報も続きました。そんな話題の舞台裏をいつもの覆面メンバーが明かします。

 週刊誌記者 4月も大物芸能人の訃報が続きました。名曲「南国土佐を後にして」で知られる歌手のペギー葉山さんに、鳳啓助さんとの夫婦漫才で一世を風靡(ふうび)した女優の京唄子さん。2人とも肺炎で亡くなった。

 ワイドデスク 葉山さんは最後まで現役を貫いた。亡くなる3日前まで歌唱イベントのリハーサルに参加。後になって分かったことだけどウイルス性の肺炎だった。進行が早すぎて投薬しても間に合わなかったそう。元気だったのに残念です。

 本紙デスク 唄子さんは若い時に苦労したこともあってか報道陣に何でも話してくれるフランクな人だった。昔、舞台のアクシデントで骨折して、半年はかかる大ケガなのに救急車も呼ばずに舞台に立ち続けたこともある。プロ意識も高かった。

 リポーター プライベートでタクシーに乗る時は絶対に助手席。「私、景色見るのが好きやねん」って言ってました。大先輩なんですけど、それが何だか可愛らしくて印象に残ってます。一度、運転手と2人だけでドライブデートみたいになってました。

 週刊誌記者 落語家の三遊亭円歌さんも天国に旅立った。戦後の寄席復興に尽力した立役者で昭和の爆笑王。立川談志さんは「あの芸にはかなわねえ」って言ってたとか。スポニチがいち早く詳報していたね。

 本紙デスク 自宅で倒れて亡くなったという情報が午後7時ごろに飛び込んできたんだ。午後11時前に事実であることが確認できたのでなんとか記事化した。落語協会が正式に発表したのは翌日だった。

 週刊誌記者 一般紙にも載っていたけど、あれは警察情報を基に記事化したんじゃないかな。円歌さんは病院に搬送されて死亡を確認。その後で警察署に遺体が移されたみたいだ。結腸がんだったことは本人も知らないままだった。

 ワイドデスク 豪快な人で伝説も多かった。僧侶になったり、落語界初の女性真打ちを育てたり。酒飲みで大のビール党。おしゃれで、いつも仕事先にはスーツに帽子。仕立ての良いダブルの高級品を着込んでいたね。

 リポーター 名人の噺(はなし)が聞けないのは寂しくなりますね。落語界といえば、4月に肺炎で入院した桂歌丸さんの体調が回復したと聞いたけど。

 本紙デスク 見舞いに行った人に聞くとシャレが言えるくらい元気になっている。うなぎとかおいしい物をいっぱい食べて体力をつけてほしい。今月中に元気な姿が見られるといいですね。

続きを表示

2017年5月7日のニュース