1番のサプライズ!?紅組優勝の瞬間が視聴率トップ44・8%

[ 2017年1月5日 06:15 ]

紅組勝利に驚きの表情を見せる有村架純
Photo By スポニチ

 昨年大みそかの「第67回NHK紅白歌合戦」の瞬間最高視聴率が44・8%(関東地区)で、紅組優勝が決まった瞬間だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。白組が視聴者審査と会場審査のいずれも圧勝しながら、最終的に紅組が逆転し、司会の有村架純(23)が「えっ?えっ?」と戸惑う場面だった。出場歌手別の最高は大トリを務めた嵐の43・7%だった。

 最高視聴率をマークしたのは午後11時42分。白組が視聴者審査と会場審査で勝利し、誰もが白組の優勝を確信する中で紅組が大逆転。有村が「えっ?えっ?」と戸惑いながら「ちょっとビックリしました。てっきり白組が勝つと思っていたので…」と話し、ゲスト審査員の草刈正雄(64)から優勝旗を手渡された場面だった。

 視聴者にとっても驚きの結果だった。番組で発表されていた視聴者審査の内訳は紅組の約250万票に対し、白組は約420万票。会場審査でも紅組870票に対し、白組は1274票。白組の圧倒的なリードという認識が広がっていた。

 NHKによると、このサプライズを演出したのは、割り当てられていた票の比率。今回はゲスト審査員10票、ふるさと審査員1票、視聴者審査2票、会場審査2票の計15票を紅白それぞれで争う形だった。視聴者審査と会場審査で勝利した白組に4票が入ったものの、ゲスト審査員10票とふるさと審査員1票のうち、9票が紅組に入ったという。しかし、この集計方法が番組内で説明されることはなかった。

 民放関係者は「視聴者投票の途中経過を出して番組を盛り上げていたのだから、その集計方法は丁寧に説明すべき。視聴者が混乱するのも仕方がない」と指摘した。

 解散したSMAPが出演を辞退し「目玉不在」と言われた今回の紅白。紅組の“謎の大逆転”が最大のサプライズとして注目を集めた格好になった。

続きを表示

2017年1月5日のニュース