渡辺謙「間近で受け止める」充実感 映画祭巡る5万4000キロの旅終了

[ 2016年10月8日 07:47 ]

釜山国際映画祭のトークイベント後、ファンをバックに記念撮影する渡辺謙(右)と李相日監督
Photo By 提供写真

 俳優の渡辺謙(56)が7日、韓国で開催中の第21回釜山国際映画祭に出品された「怒り」(監督李相日)の公式上映に出席した。同作では先月、カナダの第41回トロント国際映画祭、スペインの第64回サン・セバスチャン国際映画祭に参加。米国で別の仕事もこなし、この1カ月の移動距離は5万4000キロに及んだ。長旅を終えた渡辺は「それぞれの国でどう受け止められるか確認できて大きな意義があった」と充実感を漂わせた。

 渡辺はこの日、公式上映のほか会見やイベントに参加した。

 当初、トークイベントは海水浴場に設置された野外ステージで行われる予定だったが、5日に台風18号が現地を直撃。強風でステージが倒壊したため、被害が少なかった内陸部に会場を替えて行われた。

 同映画祭の売り物のオーシャンビューではなくなったが、約500人のファンが集まり会場は大盛況。渡辺は「台風でどうなるか心配して来ましたが、実行委員会の方が徹夜で復興作業をする姿に胸が熱くなりました」とあいさつ。「プサン、チェゴ(最高)!」と韓国語で語りかけ観客を沸かせた。

 この1カ月間、北米、欧州、アジアと世界の映画祭を股にかける旅を続けてきた。先月10日(日本時間11日)にトロント国際映画祭、同24日(同25日)にサン・セバスチャン国際映画祭に参加。スペインから米国に渡って別の仕事をこなした後、今月3日に帰国。同6日に釜山入りした。

 総移動距離は5万4367キロ。4万キロの地球を1周以上した。ハリウッド映画の撮影などで長距離移動には慣れているとはいえ、「時差との戦いに年齢がプラスされるからね」と疲れも感じた様子。今年2月に胃がんの手術を受けた後でもあり、丁寧に体をケアしながらハードスケジュールをこなしてきた。

 世界の映画祭を巡る旅も釜山が“終着点”。渡辺は「それぞれの国でどう受け止められるか間近で確認することができた。足を運んで僕らの思いを伝えることができて大きな意義があった」と充実感いっぱい。「疲れを凌駕(りょうが)するだけの手応えを得ることができた」と満足げに振り返った。

 先月17日に公開された「怒り」は興行収入11億6000万円(5日現在)を突破。映画賞の期待も懸かる。渡辺は「年間(上位)5本の中の1本に残ってほしいというのが、この映画を作った人間の総意」と力を込めた。

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