小泉孝太郎 理想の姿はいかりや長介さん「その時の自分にうそはつけない」

[ 2016年1月12日 10:48 ]

ドラマへの意気込みを語る小泉孝太郎
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小泉孝太郎インタビュー(下)

 小泉孝太郎(37)が役者への興味を抱いたのは幼稚園児の時。米映画「E.T.」がきっかけだった。

 「あの世界の中に行きたいと思ったんです」。2000年、「21世紀の石原裕次郎を探せ!」オーディションに応募し、落選。01年に父の小泉純一郎氏が首相に就任すると、「首相の息子がイケメンらしい」と話題になり、芸能界入りした。

 今年で15年がたつ。「おかげさまで一人の役者として見てくださったり、“もう親の七光は関係ないね”と言ってくださる方もいたりします」とはにかむように打ち明けた。

 自分を酒に例えて言う。「僕が日本酒だとしたら、ワインにはなれない。僕には僕の味、色があって、それを熟成させたい。37歳だから、37年物の小泉孝太郎のボトルがあると思う。それを40年、50年と熟成させていくうちに、皆さんにおいしいと感じてもらいたい。その味や色を磨いていきたい」

 熟成後の一つの理想の姿は、事務所の先輩「ザ・ドリフターズ」の故いかりや長介さん。小泉は事務所入り直後から弟子として接した。台本の見方や、スタジオのカメラの呼び方一つまで、丁寧に優しく教えてくれた。車移動、食事、飲みに行くのも一緒だった。

 今も胸に残る師匠の言葉がある。「俺たちの仕事っていうのはさ、良い仕事だよ。駄目な時は駄目な自分が出る。良い時は仕事もプライベートも良いんだ。その時の自分で勝負できる、良い仕事だろ。その時の自分にうそはつけないから」

 日本を代表するコメディアンは、役者としても地位を築いた。「いかりやさんを見てると、年を重ねて、“良い役者だね”と言われるのは理想です」。熟成させながら、大先輩に近づきたい。

 持っていた「好青年」の道。新たに加わった「悪役」の道。次に希望するのは「コメディー」の道という。ならば、「いずれはいかりやさんのような俳優に?」と聞くと、「いやいや…」と遠慮っぽい笑みを浮かべた。「しっかりと自分を熟成させて、良い琥珀(こはく)色のお酒になりたい」。味わい深いうまみは、これからも増していくだろう。

 ≪新ドラマでは「変人刑事」≫ 「下町ロケット」で評判だった悪役からガラリと一変した役に挑むのが、15日スタートのテレビ東京の主演ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室」(金曜後8・00)。クスッと笑える刑事ドラマで、空気の読めない変人刑事・冬彦を演じる。どんな“顔”を見せるのか注目だ。

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