たかみな総監督の本音…さしこ連覇じゃ「つまらない!」

[ 2014年6月7日 05:31 ]

総選挙に向け、気合のファイティングポーズを見せる高橋みなみ

 AKB48の第6回選抜総選挙の開票イベントは7日、東京・味の素スタジアムで行われる。焦点はHKT48の指原莉乃(21)が史上初の2連覇を達成するかどうか。決戦を前に総監督の高橋みなみ(23)がスポニチ本紙のインタビューに応じ、「どんでん返しが起きてほしい」と大逆転劇への期待感を表した。

 高橋は指原が昨年1位だったことについて「最初の感想は“あんぐり”という言葉がぴったりだったけれど、AKBというグループを新しくするための良いきっかけになった」と評価。その上で「彼女自身が忙しいにもかかわらず、自分の拠点のHKTをどうすればいいかというプロデュースの仕事をしてきた。グループを客観視できるようになった」と成長ぶりを称えた。

 5月21日に発表された選挙速報で指原は、昨年の2万8563票を大きく更新する3万7582票の第1位。2万5283票で2位だった渡辺麻友(20)と1万2000票以上の差がついていたことから、昨年と同様の速報1位からの逃げ切りが大方の予想だ。

 しかし、何が起きるか分からないのがAKB。高橋も「指原が1位でもそれは一つの結果だけれど、確かに、違った方が面白いとは思う」と胸の内を明かした。

 初戴冠を目指すメンバーたちもこの一年で力をつけてきた。

 渡辺について高橋は「AKBのセンターとは何かということを淡々と考えてきたと思う。(一昨年11月から今年4月まで)チームAでセンターをやって、後輩がたくさんいる中で自分のどんな背中を見せていくのか…。彼女は凄く人見知りなんだけれど、人としゃべってみようという感じが見えたのが良かった。まだまだ伸びる可能性がある」。

 速報3位のSKE48の松井珠理奈(17)については「仲の良いマリコ様(篠田麻里子)が卒業して、自立という意味では、大人っぽくいようという思いが見える。SKEも大事にしつつ(兼任する)AKBとしての自分も大事にしたいという若さあふれるパワフルさがある」。

 選挙の公式ガイド本の順位予想で1位、速報7位だったNMB48の山本彩(20)については「オールマイティーで、何でもできる子。NMBを引っ張る立場でありながらエースも務めるという重圧を背負っている」と話した。

 果たして指原が史上初の2連覇を達成するのか、それとも、渡辺らが逆転劇を見せるのか。その結末は間もなく訪れる。高橋は「普通に考えると指原になってしまうけれど、それではつまらない。私は勝手に、どんでん返しが起こってほしいと思っています」と笑顔を見せた。

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