大滝詠一さん急死 65歳 達郎、聖子プロデュース「幸せな結末」が大ヒット

[ 2013年12月31日 11:39 ]

急死した大滝詠一さん(左)写真は85年「はっぴいえんど」再結成時のもので、大滝さんの隣は(左から)松本隆、細野晴臣、鈴木茂

 ミュージシャンの大滝詠一(おおたき・えいいち、本名=大瀧 榮一)さんが亡くなったことが31日、分かった。岩手県出身、65歳だった。

 30日に午後7時すぎ、東京都瑞穂町の自宅で倒れ病院に運ばれたが帰らぬ人となった。警視庁福生署などによると、大滝さんは当時家族と一緒だった。119番通報で救急搬送する際には既に心肺停止状態だった。死因は解離性動脈瘤(りゅう)という。

 岩手県江刺郡梁川(現奥州市)生まれ。1968年に早大に入学後、細野晴臣を紹介され、70年「はっぴいえんど」としてデビュー。自身のレコード・レーベル「ナイアガラ」を立ち上げたほか、山下達郎や大貫妙子が所属していたバンド「シュガー・ベイブ」のプロデュースなどを行った。

 81年に、シングル「君は天然色」がヒット。同曲が収められたアルバム「A LONG VACATION」がヒット「第23回日本レコード大賞・ベストアルバム賞」を受賞。松田聖子のアルバムプロデュースなどでも話題になった。

 97年には12年ぶりにシングル「幸せな結末」を発表し、フジテレビのドラマ「ラブジェネレーション」の主題歌としてミリオンセラーを達成。来年3月21日には84年3月21日発売のヒットアルバム「EACH TIME」の30周年を記念して、「EACH TIME 30th Anniversary Edition」の発売が予定されていた。

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2013年12月31日のニュース