ドジャースがオフに大谷翔平を獲得できなければ、DHはマルティネスとの再契約か!?

[ 2023年7月23日 09:04 ]

大谷翔平
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 ドジャースのDH、JD・マルティネス(35)が好調だ。22日(日本時間23日)のレンジャーズ戦では3点本塁打を含む2安打で4打点。今季の本塁打数は24本、73打点となった。長打率は・568、OPS(出塁率+長打率)は・881と素晴らしい。18年にレッドソックスで世界一に貢献したマルティネスだが、22年は不振で、オフに再契約のオファーもなかった。そこで1年1000万ドルでドジャースに移籍した。

 昨オフ、ドジャースはFA市場で積極的ではなかった。23年のオフ、FAの資格を得る大谷翔平のために、お金をセーブしていると言われた。だがそんな中、レッドソックスでマルティネスのチームメートだったムーキー・ベッツと、かつてはマルティネスのプライベートな打撃コーチで、マルティネスのメジャーでの成功を導いたと言われる、ドジャースのロバート・バン・スコヨック打撃コーチが、フロントに獲得を進言した。

 ベッツはボストングローブ紙の取材に「JDと自分は、野球以外でも友達。でも野球のことだけを考えても、再びチームメートになることが良いと考えた」と説明する。マルティネスも「ドジャースに行けば、自分の打撃を取り戻せると思った。まだそんなに体も衰えていないし、峠を越しているとも思わない。まだまだやれると」。

 今季の打率・263と出塁率・313はあまり良くない。だが一番に求められるのは長打率。ドジャースはマルティネスらの活躍でメジャー3位の554得点を挙げている。「ムーキーとまた一緒になったことで、フィードバックしたり、試合中に互いに助け合える。とても価値あること。レッドソックス時代からすごく良い関係だったし、楽しい」と本人。「あと2、3年はプレーしたい。まだチームの勝利に貢献できるし、またワールドシリーズでプレーしたい。ドジャースがそのチャンスをくれた」と感謝する。このオフ、ドジャースがオフに大谷の獲得に動くことは間違いないだろう。しかしもし獲得できなければ、DHのポジションはマルティネスとの再契約となりそうだ。

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