79歳阪口慶三監督率いる大垣日大、準決勝に進出 甲子園最高齢勝利目指し、35度目の聖地へあと2勝

[ 2023年7月23日 16:33 ]

大垣日大・阪口慶三監督
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 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の岐阜大会準々決勝が23日に行われ、今春選抜大会出場の大垣日大が、岐阜第一との試合に5-4と勝利し、準決勝に進出した。

 大垣日大は初回と2回に2点ずつ奪って好発進したが、岐阜第一の反撃を受けた。4回に2点を返され、3点差の8回には1点差まで迫られ、なおも2死満塁の大ピンチだったが、先発の山田が再びマウンドに上がり、同点は許さなかった。山田はそのまま9回も投げ、無失点で抑えて逃げ切り勝ちとなった。

 5月で79歳になった阪口慶三監督は89年選抜大会優勝の東邦、大垣日大を率いて、甲子園には通算34度出場。甲子園では通算39勝を挙げており、常総学院・木内幸男監督が持つ歴代7位の40勝が目前に迫っている。今春は初戦で沖縄尚学に敗れただけに、甲子園でのリベンジが目標。また、勝利すれば、同じく木内監督が持つ78歳0カ月の甲子園最高齢監督の記録も更新する。阪口監督は選抜大会で敗れた後「夏はもっと強いチームにします」と意気込んでいたが、これで甲子園へはあと2勝となった。

 チームには、阪口監督の孫にあたる高橋慎も主軸として活躍し、この日は4番で出場。春に続き、祖父との甲子園出場が目標だ。

 同校は春は22、23年と2年連続で出場したが、夏は18年以来(20年はコロナ禍で未開催)、実に5年ぶりの出場を目指している。

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