オリオールズ・藤浪 移籍初球被弾も163キロ出た! 指揮官絶賛「中継ぎでインパクトを与えてくれる」

[ 2023年7月23日 04:50 ]

ア・リーグ   オリオールズ0―3レイズ ( 2023年7月21日    セントピーターズバーグ )

オリオールズ・藤浪(AP)
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 アスレチックスからオリオールズにトレードで移籍した藤浪晋太郎投手(29)が21日(日本時間22日)、チームに合流し、同日のレイズ戦で移籍後初登板を果たした。背番号14のユニホームに袖を通して0―2の7回から2番手でマウンドに上がり、その初球でソロ本塁打を許しながら1回1安打1失点、1三振。ブランドン・ハイド監督は「中継ぎでインパクトを与えてくれる」と今後の働きに期待を寄せた。

 チームに合流した藤浪は「少しでも貢献できるように」と意気込んだ。「なんとなく見た目がスラッとしている」と自ら選んだ背番号14のユニホームに身を包み、さっそく移籍後初登板に臨んだ。

 「(先頭打者の初球に)いきなりホームランを打たれたが、投げようと思って狙った球だったので、相手が上だったと思う。ゼロで抑えるつもりでいったが、点数がどうこうとは考えなかった」

 0―2の7回から2番手で登板。その初球だった。回の先頭の8番・シリに投じた99マイル(約159キロ)の外角高め直球を左翼席に運ばれた。だが今の藤浪は、そのまま崩れることはない。首位打者争いをする1番・ディアスを遊ゴロに仕留めるなど、後続は3人で仕留めた。最速101・5マイル(約163キロ)を計測するなど1回1安打1失点。初登板としては、上々の滑り出しと言えた。

 19日(日本時間20日)にア・リーグ西地区最下位のアスレチックスからトレード移籍。「驚きが一番大きかった」。大陸を西端から東端へ約4000キロ横断し、新天地へやってきた。そして合流即、臨んだマウンド。「移動があって結構バタバタしたが、決して悪いコンディションではなかった。落ち着いて投げられたのはよかった」と振り返った。

 7年ぶりのプレーオフ進出を狙うチームはレイズとのア・リーグ東地区首位攻防戦に0―3で敗れたが、ブランドン・ハイド監督は「素晴らしい球を持っている。中継ぎでインパクトを与えてくれる」と期待を寄せた。ダントツの最下位チームから一転、首位争いを繰り広げる日々に身を投じた藤浪。「さらに重圧はかかってくる」と決意を新たにした。

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