広島V構想!あるぞWストッパー 2点リードの9回に栗林 新井監督が起用意図を説明

[ 2023年7月23日 22:00 ]

セ・リーグ   広島3-1中日 ( 2023年7月23日    マツダ )

<広・中>9回に登板した栗林は3者凡退に抑え指さす (撮影・奥 調)
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 広島が23日の中日戦に3-1と勝利し、20年以来3年ぶりの7連勝を達成。貯金を今季最多となる11まで伸ばし、首位・阪神をゲーム差なしでピタリと追走した。

 打線は初回に秋山の適時二塁打で先制し、投げても先発・大瀬良が7回を5安打1失点で6月24日の巨人戦以来となる4勝目。投打の柱で白星を手繰り寄せた。

 一方、ファンにも大きな話題となったのが9回だ。2点リードのセーブシチュエーションで、矢崎ではなく、栗林を投入。ビシエド、石川昂、宇佐見という中軸を3者凡退に切って、4月22日のDeNA戦以来、自身登板20試合ぶりの今季8セーブ目を挙げた。

 試合後、新井監督は「次の週から6連戦がずっと続きますので、矢崎も昨日投げていますし、なるべく疲労を分散させたいという意図があって、今日は栗林にいってもらいました」と起用の意図を説明。栗林の状態が良化していることが要因で、今後ダブルクローザー構想もあるのか、と聞かれると「そこは状況、そして状態を見極めながら柔軟に起用していきたいなと思います」と話した。栗林の9回登板が、プランにあることを認めた。

 この日の試合前には、矢崎とも面談。準備をさせつつも、次週をにらんで、休ませることもあると、本人にも通達していた。優勝争いを見据えた夏場の起用法にも、抜かりはない。

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