淡路島の津名 23年ぶりの準決勝進出ならず 2戦連続完封のエース・日野がつかまり、快進撃止まる

[ 2023年7月23日 12:47 ]

第105回全国高校野球選手権兵庫大会準々決勝   津名0―8明石商 ( 2023年7月23日    明石トーカロ )

明石商に敗れベンチ前に整列する津名ナイン
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 兵庫・淡路島に学校がある津名の進撃が止まった。明石商に0―8と完敗し2000年以来、23年ぶりの準決勝進出はならなかった。

 今大会、2試合連続完封で17イニング連続無失点だったエース右腕の日野優太(3年)が初回2死無走者から4長短打に味方の失策も重なり、いきなり4失点。2、3回は無失点も4回は先頭への四球から明石商打線につけ込まれた再び失点。救援したWエースの一人、佐藤秀生(3年)も5回に2点を失った。

 「打者の徹底ぶりがすごく空振りを奪えなかった。低め低めを意識して集めたが粘られて浮いたところを打たれた」

 3回1/3を投げ8安打6失点(自責3)だった日野も完敗を認めた。

 扶川貴則監督も「あの二人が打たれた仕方がない。今大会は想像以上の結果が出た。あの子たちがやってきたことは正しかったのかなと思います」と選手をねぎらった。

 淡路島の有力選手が島外に流出することを指揮官は危惧しており「淡路島からでも甲子園に行けることを証明したい」と意欲は衰えない。メンバー20人中、12人が1、2年生。夢の続きは後輩に託された。

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