広島・森下 “大谷級”投げて打って走って6勝 新井監督称える「大車輪の活躍だったと思います」

[ 2023年7月23日 06:00 ]

セ・リーグ   広島5―3中日 ( 2023年7月22日    マツダ )

<広・中>7回、デビッドソンの2点適時打にベンチ前でグラブを掲げて喜ぶ森下(撮影・奥 調)
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 投打の奮闘が勝利を呼び込んだ。広島・森下が8回6安打3失点で6勝目を挙げ、打っては7回の技あり二塁打から勝ち越しのホームを踏んだ。

 「要所で何とか粘れて逆転するまで我慢できて良かった。(7回の打席は)絶対、打とうと思った。何とか塁に出てという形で打席に入りました」

 2―2で迎えた7回だった。無死からの第3打席。2番手の勝野が投じた1ストライクからの落ちる変化球をうまく拾い、左翼線に運んだ。6月28日のDeNA戦でプロ初本塁打を放った本拠地で非凡な打撃センスをまたも発揮し、野間の決勝打を呼んだ。

 先発投手としての役割もきっちり果たした。「真っすぐを強く振ってきていたイメージがあった」と相手打線の狙いを見極めて逆手に取り、カットボールなどでうまく打たせて取った。2回に石川昂に先制ソロを浴びたものの、大崩れせずに94球で試合をつくった。

 「今日も素晴らしいピッチングでしたね。打つ方でもね、今日も大車輪の活躍だったと思います」

 新井監督は再び投打“二刀流”の奮闘を称えた。後半戦の初陣を託された4年目右腕は起用に応えて自身2連勝で、中日戦は昨年8月16日(マツダ)以来の勝利。「とにかく優勝したい。ここからチームは勝っていくしかないので、追われる立場だと思うので。監督も優勝しか目指してないと言っていたので、何とかそのゲームができたらなと思います」。一戦必勝の姿勢を示した背番号18が、まだ見ぬ景色を求めて頂点へと歩みを進める。

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