阪神・梅野　同期入団・横田さんへ惜別タイムリー「そういう思いは、強く持っている」

セ・リーグ   阪神3―6ヤクルト （ 2023年7月22日    神宮 ）

＜ヤ・神＞7回、中前適時打を放ち、天を指さす梅野（撮影・北條　貴史）
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　横田さんを思い、かつての同僚が奮闘した。意地を見せたのは13年ドラフト同期入団の梅野だ。2点を返した7回、なお2死三塁から石山の直球を捉えて中前適時打。一塁を回ったところで指を天に掲げた。横田のためにも――を体現した。

　「そういう思いは、同期入団で強く持っている。最後まで戦い抜きたい」。9回にも好機を広げる右越えの安打を放ち、「前半戦は成績が良くなかったので続けていくことが大事」と表情を引き締めた。7回には鳴尾浜で過ごした時間も長かった島本も腕を振った。

　試合前の円陣では声出し役を務めた坂本が「ヨコも見てると思うんで」と呼びかけた。シーズン中とあって通夜や告別式に参列して直接の別れを伝えることができなかった。それでも、快音や力投で天国に“ありがとう”“おつかれさま”を届けた。