「しっかり頑張ります」阪神・佐藤輝　飛躍3年目へ名誉挽回だ　秋季Cでは体力不足も「やり込んできた」

ミーティングに向かう佐藤輝（球団提供）
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　飛躍の3年目へ、鍛錬の1カ月が始まる。阪神・佐藤輝は、1日から始まるキャンプのテーマとして「いい準備、シーズンに向けての準備と、うまくなること」を掲げた。

　昨季に達成した「新人から2年連続20本塁打」は、左打者ではプロ野球史上初の快挙だった。だが、その器の大きさを考えると、まだ物足りない。今季は主砲・大山の後ろに控える「5番」を任される方針。打点や勝負強い打撃が、より一層、期待される。そのためにも例年以上にバットを振り込む春になる。

　昨秋キャンプのマイナスイメージを覆す、大事な時間でもある。体力不足を露呈し、岡田監督からは大方針であったはずの「三塁固定」の撤回すら示唆された。信頼回復のためにも「しっかり（練習を）やり込んできた」と佐藤輝。満を持して名誉挽回を期す。

　先月30日の合同自主トレでの屋外フリー打撃では、38スイングでバックスクリーン直撃弾を含む豪快な10本の柵越えを放ち、仕上がりは上々。「しっかり頑張ります」という短い言葉に、大爆発の予兆を漂わせた。