日本ハム・大海　初の調整一任で3年目のキャンプへ　WBCへ「やってやるぞ」

キャッチボールする伊藤（撮影・高橋　茂夫）
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　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場する侍ジャパンに選出された日本ハムの伊藤がキャンプイン前日の31日、沖縄・名護で自主トレを実施。WBCで使用される大リーグ公式球を使ってキャッチボールを行い「選ばれた気持ちはあったので、ずっと（大リーグ公式球で）準備はしていました。特に問題なく練習できている」と語った。

　約2週間は日本ハムキャンプで練習し、17日から宮崎で行われる侍ジャパンの強化合宿に合流する。3年目で初めてキャンプでの調整を一任されており、「こっちから“こんな感じで行きたい”というのをお伝えして。自分がやりたいようにやらせてくれる感じです」と“オレ流調整”から世界に挑む。

　実戦登板は未定だが、侍ジャパン合流前に1試合15～30球をメドに2試合の登板を希望している。ブルペン入りは1日以降を予定しており「WBCにもシーズンにも向かっていけるようにやっていきたい」。短い調整期間を一日も無駄にはしない。

　侍ジャパンの栗山監督からは「走者を置いたところで行ける投手。どこでも誰でも行ってくれるのは伊藤」と、ピンチでの救援登板を期待されている。「“やってやるぞ”という気持ちです」と3月の大舞台を見据えた。（清藤　駿太）