巨人・原監督 V奪還へ大号令!キャンプは「横一線からの戦い」競争激化で昨季4位からの雪辱必ず

[ 2023年2月1日 05:30 ]

宮崎神宮の鳥居の前でポーズを決める原監督(撮影・西川祐介)
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 キャンプ地・宮崎に雲一つない青空が広がった。澄み切った空気の中、巨人の1軍選手、スタッフらが、そろって2年ぶりに宮崎神宮を参拝。3年ぶりのリーグ優勝と11年ぶりの日本一を目指す原監督は、思いの丈を言葉に込めた。

 「昨年の苦い経験というものを今年、爆発させる」

 昨年は5年ぶりのBクラスとなる4位。1月20日のスタッフ会議で指揮官は「ジャイアンツが今年89年目。昨年は88という歴史の中でもワーストに近い年だった」と強い屈辱感をにじませていた。反撃を期す23年。キャンプのテーマに掲げたのは「戦い」だった。「やっぱり戦いという部分。レギュラーになる、先発ローテーションに入る、中軸を打つ。一人一人がテーマを持って、力が重なり合えば強い戦いの集団になる」と力説。キャンプでは個々のレベルアップの根底に必要な競争を激化させ、チーム力の底上げを目指す。

 今季は1、2軍だけでなく、3軍が都城市でキャンプを行うため、育成選手を含め総勢105選手が宮崎で鍛錬を積む。実戦練習の際には2、3軍から選手を呼び寄せ、これまで以上にチャンスを与える場面や、選手の入れ替えが容易になる。「もちろんあるでしょう。それぞれ階段というのはある。そこに駆け上がってくれる人たちを目を凝らして見るというのは私の作業」と指揮官。主将に岡本和、副主将に吉川、投手主将に戸郷を指名。若い力、中堅、新加入の松田、復帰した長野らのベテラン、外国人選手の力を大爆発させるつもりだ。

 夕方には宿舎でのミーティングで訓示。「1年生もベテランも横一線からの戦いです。ファンの皆さんや先輩たちを喜ばせ、歴史に名を刻むことができるか。皆で日本一を奪回するということを誓い合いたい」。戦国キャンプが1日、スタートする。(川島 毅洋)

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2023年2月1日のニュース