オリ・由伸 高校時代過ごした宮崎に“凱旋”パレード 決意新たに「第二の故郷からパワーいただいた」

[ 2023年2月1日 05:00 ]

オリックス優勝パレードで沿道のファンに手を降る山本由伸(左)、杉本裕太郎(中)、中嶋監督(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックス・山本由伸投手(24)がキャンプイン前日の31日、宮崎市内で行われた歓迎パレードに参加。宮崎・都城高出身の右腕は3年間を過ごした「第二の故郷」のファンの温かい声援を受け、世界一、リーグ3連覇、日本一2連覇を目指すシーズンへ決意を新たにした。

 「本当に温かい街だと感じた。第二の故郷のような場所で、すごくパワーをいただいて感謝している。昨年は優勝できたが今年はまたみんな同じ場所からのスタート。しっかり頑張ろうと思う。またいい報告ができたら」

 パレードでは中嶋監督らと先頭の車両に乗り込み、沿道のファンに笑顔で手を振った。パワーをたっぷり吸収し、きょう1日からキャンプに臨む。

 まずは侍ジャパンの一員として臨む3月のWBCでの世界一へ向け全集中する。例年より1カ月ほど早い調整となるが「大事な試合に合わせて練習するのは今までも何度か経験したことがある」と不安はない。一方で実現すれば3年連続となる開幕投手には「監督とも話せていないので、分からない」と慎重な姿勢も見せた。

 「いい練習を積み重ねて2月を過ごせば、WBCもシーズンもいい結果になると思う。一日一日を大切にやりたい」。宮崎だけでなく、日本中のファンが注目する特別な一年が始まる。(中澤 智晴)

 ≪中嶋監督も笑顔≫中嶋監督も3万人の大歓迎に「こんなにいると思わなかった」と笑顔が絶えなかった。大きな期待を受け「ここまで応援してもらってますし。非常にやりがいのあることだと思うので」とリーグ3連覇、日本一2連覇へ意欲を見せた。パレード前には宮崎市内の小戸神社を参拝して必勝祈願。宿舎では前日ミーティングも行い、「新しいチームだと思っている。その点では最初からのスタート。昨年とは違う野球をしていかないといけないのかなと思う」と気を引き締めた。

 ≪FA移籍の森は欠席≫宮崎市の高千穂通りで行われた歓迎パレードには首脳陣、選手合わせて33人が参加。6台の車両に乗り込み、約600メートルの区間を20分かけて移動し、沿道を埋めた3万人のファンの声援に応えた。出発前のセレモニーでは花束や地元の特産品が贈呈され、選手会長の杉本が「一つの夢だった宮崎でのパレードができてうれしい。来年も最高の報告ができるよう頑張ります」とあいさつした。西武からFA移籍した森は球団の判断により欠席となった。

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2023年2月1日のニュース