ロッテドラ2友杉 目標の開幕1軍へ「キャンプ1日目からアピールできるように準備」

[ 2023年1月11日 14:29 ]

<ロッテ新人合同自主トレ>華麗なグラブさばきを見せる友杉(撮影・長久保 豊)
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 ロッテの新人合同自主トレは11日、さいたま市のロッテ浦和球場で2日目を迎え、野手陣が初のロングティー打撃を実施。阪神大学リーグで首位打者を2度獲得し、侍ジャパン大学代表にも選出されたドラフト2位の友杉篤輝内野手(22=天理大)が快音を響かせた。

 バットは吉川尚輝(巨人)モデルをベースにグリップの太さを自分用に調整したオレンジ色で、大学時代よりも10グラムほど軽くしたプロ仕様。「この時期は振ることが一番大事なので、とにかくフルスイングで」と体を大きく使いながらも安定した軌道で大きな飛球を飛ばした。

 身長1メートル71、体重70キロと大柄ではないが、50メートル5秒9の俊足巧打の遊撃手で、97~05年にロッテで活躍した小坂誠1軍打撃兼内野守備兼走塁コーチをほうふつさせるスピードを生かした守備もアピールポイント。打撃では目指す選手に体格的に近く同じ右打者のソフトバンク今宮健太(31)の名を挙げたが、守備の理想は小坂コーチだ。小坂コーチは入団1年目の97年に新人王を獲得、2度の盗塁王、4度のゴールデングラブ賞に輝いたロッテを代表する遊撃手で、広い守備範囲から「平成の牛若丸」「小坂ゾーン」とも呼ばれた。友杉はリアルタイムで見た世代ではないが、「動画で見たりしている」そうで、前日の自主トレ初日に対面したものの、「話す機会はなかった」という。

 この日は一カ所ノックで軽快な動きを披露。「(小坂コーチは)僕が目指すスタイルかなと思うので、いろいろ聞いてみたい」と希望した。まずは目標の開幕1軍に向け、「キャンプ1日目からアピールできるように、1月の間にしっかり準備していきたい」と表情を引き締めた。

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