落合博満氏 就任初年度で日本シリーズ出場 日本一を逃した「まさか」の誤算とは 

[ 2023年1月11日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が11日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。2004年、監督就任初年度の日本シリーズの戦いについて語った。

 相手がダイエーではなく、西武になったことは投手の起用法などで「予定が狂った」としながらも、シーズン中と同様に守り勝つ野球を貫き、第5戦を終えて3勝2敗と先に王手をかけた。連勝の勢いそのまま本拠地に戻った中日が、誤算だったのはタイで迎えた第7戦。ペナントレースで1勝5敗と絶不調だった石井貴が、第1戦(7回無失点)に続き6回無失点と好投。「まさか石井(貴)があんなに良いピッチングするとは思ってもいなかった」と嘆いた落合氏。登板2戦合計13イニングを無失点に抑え、日本シリーズMVPを獲得した右腕の活躍もあり、逆転で西武に日本一を許した。

 「ラッキーボーイ的な存在だったんじゃないかな。勝つ時はそういう選手が出てくる」と語った落合氏。就任初年度での日本一はならなかったが、「8年間の土台を作った年。あれがなかったら2011年まで指揮を執ってなかったかもわかんないしね」と黄金時代の礎を築いた一年を振り返った。

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