【阪神・大山と一問一答】にじませた主軸としての自覚「先陣を切ってという気持ちは常に持っている」

[ 2023年1月11日 09:27 ]

鳴尾浜球場で自主トレを公開し阪神・大山(撮影・大森 寛明)
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 阪神・大山悠輔内野手(28)が岡田彰布監督(65)からの4番候補の期待に応えるため勝利打点を重視し、勝利に直結する働きを誓った。10日に鳴尾浜の球団施設で自主トレを公開。全部門での自己最高更新を目標に掲げ、中でも昨季まで4年連続チーム最多を誇る勝利打点へのこだわりを一段と強くした。一問一答は以下の通り。

 ――秋季キャンプで岡田監督から打撃面でポイントを前にすることや上からたたいてボールにスピンをかける助言があった。その点の習得や実践具合は

 「ピッチャーのボールを打っていないので、実際にピッチャーのボールを見て、打席でどうかというところが大事なので、そこをやるまでにいろいろとやることがあると思うので、秋のキャンプでやったところと、もう少しこうしたらいいんじゃないかなというところも何個かあったので、そういうところをしっかりともう一度整理しながら、あと1カ月もないので、そこはしっかりとやっていきたいなと思います」

 ――今季の目標を

「チームとしての目標は一つあるので、そこに向かって頑張りたいですし、個人的にもキャリアハイという、そこの数字を目指して頑張りたいなと思います」

 ――契約更改の時に一塁で使われることを見越してもう一度体づくりに取り組みたいと。ここまでの取り組み具合は

 「色々考えてやってますし、オフの期間だけではなくてシーズン中1年間通してやれること、そういうところを見つけていきたいので。ルーティンというか、練習に入る前であったり、試合前、試合中も探したい。そういった自分の流れというか、1年間戦っていく中でハプニングというかそういったことがあると思う。そういう1つルーティンを作れたらというのは思ってますね」

 ――長年プロでやってきて、1年間通して戦い抜く厳しさは感じている

 「言ってもそんなにまだ長くやってないので、ペーペーですし。でも、1年間出続けたこともありますし、その難しさ、辛さ、キツさってのも1回感じることができたので。どこがキツいか、どうしたらいいかってのはもちろんあるので、それプラスどうしたらいいかってのをもう一度見つけたいですし、今までやってきてよかったものは継続しつつそういうところは続けていきたいですね」

 ――塁では内野の声掛けも重要になってくる。その辺の大切さは感じている

 「やっぱり難しいことですけど、タイミングもありますし、投手の性格ももちろんあるので難しいところはありますけど、やっぱりそういったところは大事になってくると思いますし。積極的に、別に話すことはない時もありますけど、それでも声かけることによってまた変わる場面もあると思いますし、逆に声をかけちゃいけない場面もあると思うので。そういったところを敏感になりながら、今年1年はしっかり感じていきたいなと思っていますね」

 ――声掛けの間合い、タイミングは色んな先輩を見てきて感じる部分もある

 「もちろんタイガースの先輩も見てますし、他球団の選手のタイミングであったりそういったのも見ているので。やっぱりグラウンドにいないと感じられない空気ってあるので、そういうところを、そういう感覚をもっともっと研ぎ澄ましていきたいなと思います」

 ――1年間戦いぬく大変さが分かっていると。具体的にどのあたりに難しさを感じるか

 「全部です。体力も、技術も、メンタルも。1年間を戦うのは相当なことなので、全部です。だから全部やらないと。時間は決められた時間しかないので、いかにうまく使うかが大事なことだと思うので、そういった部分での工夫はしっかりしていきたいです」

 ――特にこだわりたい数字は

 「全部ですね。全部打ちたいですし、打率、本塁打、打点。もちろん全部打ちたいですけど。強いて言うなら打点ですね。打点の中でも勝利打点というのが自分の中でもここ何年か意識してやっていますし、その数字が多ければ多いほど勝ちが増えると思う。そこはひとつ自分が増やしていきたいところではあります」 

 ――チーム全体の平均年齢が若返っている中で、監督も替わって、先頭に立ってやっていきたいという意識は

 「一昨年キャプテンもやりましたし、そういった先陣を切ってという気持ちは常に持っているので、そこはしっかりやっていきたいと思います。やっぱり年下の選手が増えたことで、僕が入ったばかりのころは先輩に頼りっぱなしだった。その中でいろいろ教わったこともありますし、助けられたことがほとんどだったので、今度は僕がそういう立場になりたいので。助けられるように、まずは自分の成績をしっかり出さないことには助けられないので、そこをしっかりやりつつ、後輩たちを助けられるように頑張りたいと思います」

 ――チームで勝つのが目標とは言っていたが、あえて「優勝」という言葉を言わないようにしているのか

 「避けてはいないですね。まずは目の前の試合を勝たないことには先はないので。もちろん、最終的な目標はありますけど、まずは目の前の試合をどう取るか。そこを油断しないで入れたらと思うので、まずは先のことよりも目の前のことを(取り組んでいく)」

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