落合博満氏 就任初年度でリーグ優勝 今も記憶に残る「負けて胴上げ」

[ 2023年1月11日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が11日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。2004年、監督就任初年度のリーグ優勝について語った。

 守り勝つ野球を掲げて臨んだ就任1年目。初年度から優勝すると宣言していた落合氏だったが、「思い通りよりも良かったんじゃないかな。まさかここまでできるとは思っていなかった」と監督も驚く成長速度でチームは頂点にたどり着いた。2位のヤクルトに7・5差をつけたことにも「最後まで安心できなかった」と当時の張りつめた心境を明かした。

 歓喜の瞬間については「負けて胴上げだからね」とポツリ。10月1日の広島戦は、延長12回にサヨナラ負けを喫するも、マジック対象のヤクルトが先に巨人に敗れていたため、5年ぶり6度目のリーグ優勝が決定した。「久本(祐一)が満塁ホームラン打たれたんだよな。どうやって勝ったかとは覚えてないけど、そういうのは覚えている」と振り返った。落合氏の脳裏には、歓喜の瞬間とともに敗戦の苦い記憶も深く刻まれている。

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