日本ハム新オーナー就任予定の井川伸久氏 3月開業ボールパークを「グループの聖地、発信基地として活用」

[ 2023年1月11日 15:05 ]

4月1日付で日本ハム本社の社長を退任する畑佳秀氏(右)と、副社長から社長に昇格する井川伸久氏(提供写真)
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 日本ハム本社は11日、10日に発表した4月1日付の社長交代に関する記者会見を大阪市内で開き、退任する畑佳秀社長(64)と、社長に昇格する井川伸久副社長(61)が登壇した。井川次期社長は3月17日に開かれる日本ハム球団の取締役会で承認された後、同日付で球団オーナーに就任する。

 球団オーナーを5年間務めた畑社長は、在任中にプロジェクトが進んだ新球場「エスコンフィールド北海道」を軸とした「北海道ボールパークFビレッジ」の開業が3月に迫り「皆さまにぜひ新球場でのファイターズへのご声援をお願い申し上げます」とあいさつした。

 井川次期社長は「食とスポーツを通じて地域社会に貢献する」という日本ハムグループのビジョンの一つを紹介し、「その象徴が北海道ボールパークFビレッジだと考えている。球団の一球場ではなく日本ハムグループの聖地、発信基地として活用していきたい」と意欲。日本ハムはグループ全体の拠点の約2割が北海道にあり、「北海道は我々にとって大事な地域。ボールパークを活用しながら事業を創出して地域に貢献し、企業価値を上げたい」と抱負を述べた。

 また、井川次期社長は新球場のファウルゾーンのサイズが公認野球規則の規定を満たさず、今後改修案を提示することとなった件について「皆さまに多大なご心配をおかけし、お詫びしたい。真摯(しんし)に受け止め、お客さまにご満足頂けるような球場運営、球団運営をしていくことが解決の一つの方法と考えている」と述べた。

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2023年1月11日のニュース