西武・先発挑戦平良が新球習得へ 直球と45キロ差カーブ 宮古島で自主トレ公開

[ 2023年1月11日 15:37 ]

キャッチボールをする平良
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 今季から先発に転向する西武の平良海馬投手(23)が11日、沖縄・宮古島市内で自主トレを公開した。3日に一度、ブルペンに入り例年より球数を増やしてスタミナを強化。「100球近くなっても、球速が変わらないところを目指している。今は球速が落ちてる感じもないし、疲労感もそんなにない」と順調な調整を進めている。

 投球の幅を広げるため、カーブやツーシームの習得を目指す。これまではスライダー、フォークが基本だったが、長いイニングと投球のバリエーションを増やすために踏み切った。「115キロぐらいのカーブが理想」とイメージはできている。最速160キロの直球と組み合わせれば45キロ差の緩急が生まれ、打者を翻弄(ほんろう)する武器になる。

 昨年は主にセットアッパーとして61試合に登板して防御率1・56。過去4年間で見ても203試合に登板し7勝94ホールド31セーブ、防御率1・66。球界を代表する中継ぎにまで成長したが、昨年オフの契約更改では先発転向を訴え、一度は契約を保留。2度目の交渉で球団側が転向を認め、サインした。

 新たな挑戦に「まだやったことのないポジションなので、未知というところ。万全の備えをしていきたい」。先発マウンドを思い描き、汗を流していた。

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