元阪神・井川氏がドラ2・門別を絶賛「すごくきれいな投げ方。持っている素質は自分よりも上」

[ 2023年1月11日 05:15 ]

<阪神自主トレ> シャドーピッチングを行う門別(撮影・大森 寛明)
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 阪神ドラフト2位・門別啓人投手(18=東海大札幌)が新人合同自主トレ2日目を迎えた10日、CS放送の解説で鳴尾浜球場を訪れた元阪神・井川慶氏(43)から高校時代の映像を基に「すごくきれいな投げ方。持っている素質は自分よりも上」と絶賛された。同じ左腕で高校からドラフト2位入団も同じ。「ゆくゆくはそうなれれば」と系譜を継ぐ決意だ。

 「すごくうれしい。高卒(入団)でメジャーに行った方。自分も同じ高卒として、メジャーに行きたい思いもある」

 好評価を伝え聞き、声が弾んだ。井川氏が20勝を挙げて18年ぶりリーグ優勝に貢献し、MVPや沢村賞などタイトルを総なめした03年、まだこの世に生を受けていない。「画像は見たことあるが、動画はあんまり…」と苦笑い。東海大札幌では井川氏の全盛期を知る保護者たちから「球をリリースする瞬間が似ている」と評されたことは一度や二度ではなく、持ち味の「直球で押す強気のスタイル」は最大の共通点。目指すべき存在で「いいところは自分で吸収したい」と目をギラつかせた。

 入寮後の発熱症状から回復し、屋外トレを開始。岡田監督が9日に発した訓示通り「焦らずやる」と言い聞かせる。球速160キロ超えと新人王を高らかに宣言し、大エースへの道を力強く歩み始めた。(八木 勇磨)

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2023年1月11日のニュース