過去に工藤公康、江藤智ら超大物も FA人的補償が生むドラマ

[ 2023年1月11日 15:46 ]

人的補償で横浜(現DeNA)移籍した工藤(右)と同じ巨人から移籍した仁志
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 ソフトバンクの田中正義投手(28)がFA移籍する近藤健介外野手(29)の人的補償で日本ハムに移籍する。

 34人目で、人的補償の第1号は河野博文の人的補償で95年オフに巨人から日本ハムに移った川辺忠義。巨人では1軍出場はなかった川辺だが、日本ハムでは翌96年に17試合に登板し、1勝3敗。

 衝撃的だったのは豊田清の人的補償で05年オフに巨人から西武へ移籍した江藤智。広島で2度の本塁打王に輝き、99年オフにFAで巨人移籍し、2度のリーグ優勝に貢献していた。江藤はFA権行使&人的補償を両方経験した最初の選手となった。

 06年オフにはさらなるドラマが。門倉健の人的補償で、当時43歳の工藤公康が横浜(現DeNA)に移籍。優勝請負人と呼ばれたベテラン左腕が人的補償の対象になったことは両球団のファンを驚かせたが、工藤自身は「自分がフロントだったら、43歳の選手はプロテクトしない」と発言した。

 18年オフには巨人ファンに衝撃が連発した。炭谷銀仁朗の人的補償で、巨人・内海哲也が西武に移籍。さらに丸佳浩の人的補償で、長野久義が広島移籍した。生え抜き主力のプロテクト漏れは大きな驚きだった。

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