阪神・糸井 17日東京D“ナマ超人”見納め 1軍登録見送りも…同行し試合後あいさつ

[ 2022年9月17日 05:15 ]

17日の巨人戦に同行する阪神・糸井
Photo By スポニチ

 敵地のファンに超人の最後の勇姿を披露する。13日に引退会見を開いた阪神・糸井が、17日の東京ドームでの巨人戦に同行することが16日、決まった。出場選手登録は見送られるものの、試合後に左翼席にあいさつする予定。21日の甲子園最終戦(対広島)で引退セレモニーが予定されているが、関東の虎党には“ナマ超人”の見納めとなる。

 「行く予定。試合に出る形では連れて行ってやれないけど、(福留)孝介が甲子園に来ていたように、東京でも(糸井)嘉男に会いたいファンの人もたくさんいると思う」

 矢野監督がこの日の練習後に明かした。3球団、19年間の現役生活の中で、東京ドームにももちろん思い出が詰まっている。阪神移籍2年目の18年8月9日の巨人戦では、沢村から右翼の看板の上の壁に当たる超特大弾を放ったこともあった。酸いも甘いも味わった宿敵の本拠地に最後の一歩を刻む。

 井上ヘッドコーチは報道陣の質問に「“誰かのために”とか“何とか魂”とか、好きやな、そういうの」と苦笑いしながらも「では、“糸井魂”で。みんなが束になって、結束バンドを2、3本増やして行きますよ」とニヤリ。超人の「ラスト東京」を、チーム一丸で白星で飾る。(山添 晴治)

続きを表示

2022年9月17日のニュース