巨人・戸郷「1点差で勝利をもぎ取れたというのも1ついい勝ちになった」リーグトップタイ12勝目

[ 2022年9月17日 22:13 ]

セ・リーグ   巨人3―2阪神 ( 2022年9月17日    東京D )

<巨・神>リーグ最多の12勝目を挙げアピールする戸郷 (撮影・光山 貴大)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)が阪神戦(東京D)に先発登板。7回途中5安打2失点と好投し、青柳(阪神)に並んでリーグトップタイとなる今季12勝目(6敗)をマークした。プロ通算30勝目を挙げた8月25日の中日戦(東京D)以来3試合ぶりの白星となる。

 また、戸郷はこの日の5奪三振を加えて今季141奪三振とし、こちらはリーグ単独トップ。高橋宏(中日)、森下(広島)の127奪三振に14差をつけている。

 試合後の戸郷との一問一答は以下の通り。

 ――重要な一戦で役割果たした。

 「いやあ、もう最後の7回のマルテ選手。もうちょっと粘りたかったなとは思いますけど、そこで1点で抑えたというのが今日の勝ちにつながったんじゃないかなと思います」

 ――お立ち台で「疲れた」と。いつもと違う緊迫感。

 「そうですね、やっぱり阪神戦ですし、大事な一戦ということは分かっていたので。それを意識しながら入った中で強い投球ができたんじゃないかなと思います」

 ――試合の中でいい球を探しながら粘っていくと話していたが。

 「今日はもうフォークもちょっと悪かったですし、その中で真っすぐが良かったので、真っすぐを使いながら、ファウルを打たせながらフォークで打ち取るという投球を今日はできたかなと思います」

 ――試合中にフォークも良くなった。

 「そうですね、真っすぐを投げていくごとにフォークは良くなっていくと思うので、やっぱり初回のフォークよりは中盤のピンチのフォークが良くなっていっているので、そういう修正がしっかりできているのかなと思います

 ――5回ピンチで中野を三振、会心のボール。

 「あそこでヒットを打たれて点差が開いちゃったら野手も士気が下がってしまうと思うので、なんとかあそこで三振で抑えるのが僕なりのなんていうか、次のイニングに気持ち良くいけるようなことだと思ったのであそこは三振を狙っていました」

 ――桑田コーチは今年の戸郷投手は「状況に応じた投球ができている」と語っていた。5、6回の投球に関してはギアを上げたりという部分もあったのか。

 「そうですね。流れもありますし、3者凡退でいくのが一番ですので、それを意識しながら点を取ってくれた次の回にそういう投球をしたりとかそういうのは意識しながら今年は試合でやれているので、それがいい結果につながっているんじゃないかなと思います」

 ――これで勝利、奪三振でリーグトップ。

 「どっちも意識していないわけではないですけど、シーズン終盤にさしかかってきてますし、僕の1つの勝ちというのがチームに大きな影響を与えると思うので。そこをまた次の試合にいかしていければと思います」

 ――チームは9連戦初戦。いい形で乗っていけたのでは。

 「そうですね。勝利を収められたというのもありますし、1点差で勝利をもぎ取れたというのも1ついい勝ちになったんじゃないかなと。でももうちょっと長いイニングをね、投げたかったですけど、そこだけ反省点ですかね」

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