西武打線深刻…18度目零敗 痛恨5連敗で6月以来の4位転落 辻監督「もう試合がない。負けられない」

[ 2022年9月17日 21:30 ]

パ・リーグ   西武0―3楽天 ( 2022年9月17日    ベルーナD )

<西・楽>9回2死、山川は打ち上げてしまいゲームセット。足早にベンチを出る辻監督(左から3人目)(撮影・長久保 豊)
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 西武は今季18度目の零敗で、痛恨の5連敗を喫した。打線が深刻で、9月に入って13試合で平均1・62点。CS争いをすることになった楽天に勝率で上回られ、6月11日以来の4位に転落した。

 辻監督は「この時期は優勝しているときは強かった。その時は打って打って打ちまくって勝った。ピッチャーが頑張ってくれている分、打線がここにきて点が取れない。前半いかに、山川におんぶだったかが分かる。他の選手ももっと奮起してという気持ちでやってくれないと。きっかけ、きっかけ、と言ってももう試合がないからね。明日も大事になってくる。4位だって5位だって一緒。負けられない試合だから、選手も分かっているだろうし。明日頑張ります」と語った。

 立ち上がり不安定だった田中将を相手に好機を逸した。初回に急性腰痛から復帰した1番・外崎の安打から1死一、三塁とするも、山川が三ゴロ併殺で勢いがしぼむ。3回も無死二塁から3者連続で凡退した。その後はチャンスらしいチャンスもつくれなかった。先発の松本は4回に4安打を集中されて3失点し、5回で降板した。

 指揮官は「打ちたいという気持ちが出ると、田中のようなピッチャーにはやられる。うまく技術でやられた。気持ちが先に出て、力みになる」と、9月に失速したチーム状況と打線を重ね合わせた。

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2022年9月17日のニュース