オリ逆転負けで3差も…エース由伸、ソフトB3連戦先勝必ず!“恩師”能見に恩返し誓う

[ 2022年9月17日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス3―6日本ハム ( 2022年9月16日    京セラD )

引退会見を終え、山本(左)から花束を受け取る能見
Photo By 代表撮影

 前夜サヨナラ勝ちの勢いは続かず、オリックスは最下位の日本ハムに逆転負け。4番・吉田正の先制打を含む2本の適時打も、宗の5号ソロも白星には届かなかった。

 6月9日のヤクルト戦以来、今季2度目の先発だった増井が4回まで無失点に抑えたが、5回途中で力尽きた。2番手の村西が二塁けん制のサインを見落として投げた一球を、清宮に決勝3ランされるミス。中嶋監督は「増井は飛ばして、何とか抑えようと気持ちが伝わるピッチングだった」と評価したが、この1敗のショックは決して小さくはない。

 首位のソフトバンクと3ゲーム差に開いた。優勝マジックも一桁「9」まで減った。逆転連覇の可能性が厳しくなりつつあるが、指揮官も17日からの直接対決3連戦に最後の望みをつなぐ。

 「あしたからソフトバンク戦? わかってますよ、もちろんわかってますよ。誰も何も言わなくても、それはわかってるんで。大丈夫ですよ」

 奇跡を起こすには、エース・山本を先陣に立てての3連勝しかない。「カード初戦はいつも大事ですけど、今回は特に流れを左右すると思うのでしっかりと投げたい」。10日の、同じ京セラドームでは7回2失点(自責1)で勝利投手。チームを今季初めて首位に立たせていた。

 試合前、能見の引退会見に駆けつけ花束を渡した。「2年間、たくさん経験している方の意見を聞けた。試合前のブルペンではいつも打席に立ってくれてアドバイスをいただいた。能見さんが泣いているのを見たことがないので、最後は勝って(日本一になって)泣かせてみたいですね」。本気になれる理由が、一つできた。

 【能見さんありがとう】

 ▼オリックス・山岡 毎日キャッチボールして、毎日アドバイスをもらっていました。調子が悪いときにどうしても顔にでるから堂々と投げろと。勝てないときも、投げやりにはなるなとも。お父さんとか先生みたいな存在。日本一で送り出したいですし、日本一で胴上げしたいです。

 ▼オリックス・宮城 初めてあいさつした時に“何でも聞いていいですか?”と言ったら、笑って“何でもどうぞ”って。そこが一番印象的で同じ左投手として技術も駆け引きも学ばせてもらいました。いつもチームのために頑張っていますが、少しでも多く能見さんと野球したいので次の登板は良い結果で頑張れたらいいなと思います。

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2022年9月17日のニュース