【U18W杯】馬淵野球の真骨頂! 1安打勝利、浅野犠打に「今日の内容だったら、打たすという手はない」

[ 2022年9月17日 11:48 ]

第30回WBSC U18ベースボールワールドカップ スーパーラウンド   日本―オランダ ( 2022年9月16日    エド・スミス・スタジアム )

<日本・オランダ>3回無死一、二塁、三塁へ犠打を決める浅野翔吾
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 雨天のため、予定より2時間50分遅れで高校日本代表はオランダとのスーパーラウンド2戦目に臨み、5回終了降雨コールドで勝利。3位決定戦進出以上が確定し、決勝進出への望みもわずかながらつないだ。

 これぞ馬淵野球の真骨頂だ。3回先頭で「8番二塁」の藤森康淳(3年=天理)が三塁へセーフティーバントを試みて内野安打とし、「9番中堅」の海老根優大(3年=大阪桐蔭)が四球でつないで無死一、二塁。「1番左翼」で高校通算68本塁打の浅野翔吾(3年=高松商)に、馬淵史郎監督は迷いなく犠打を命じて1死二、三塁とすると、「2番右翼」の黒田義信(3年=九州国際大付)の二ゴロの間に三塁走者が生還し、唯一の得点を生み出した。指揮官は「1安打で勝ったというのはあまり記憶にない。浅野には今日の内容だったら、打たすという手はない。(5回完封の)川原(嗣貴・3年=大阪桐蔭)の今日の内容だったら、1、2点で逃げ切れる」と采配の意図を明かした。

 あす17日(日本時間18日)のアメリカ戦での勝敗にかかわらず、4位以上は確定。決勝進出には(1)台湾がオランダに勝って1位通過を決め(2)韓国がメキシコに敗れ(3)日本がアメリカに勝つことが最低条件。3勝2敗で日米韓が並び、この3カ国間の得失点差率で最上位に立つ必要がある。ただし、韓国は日米との試合をすでに終えており、得失点差は+3。日本は韓国に0―8で敗れているため現在は-8で、これを上回るためにはアメリカに大差で勝つ必要がある。

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2022年9月17日のニュース